第3章 ページ45
「アンタってさぁ〜 現実主義なんだねー」
今まで黙っていた紫原が 急に呟いた。
「アンタの言い分は最もだよ。じゃあさ、アンタの所にさっちんを連れて行けば良いんだよね? 明日の依頼予約させてよ。 アンタが見つからないと困るし」
神憑は目をパチクリさせて ふっと、笑った。
「予約なんて言われたの初めて。 連れてきて桃井さんが約束してくれたら 全力で勤めさせていただきます。」
「その約束ってのは? 1つ目っていうことは
まだあるの? 」
「ええ、1つ 死んでも恨まない。
2つ 代償として大切なものを1ついただく
という事です」
なんだそれ! と、周りがいうが紫原は続けた。
「その大切なものの例は?」
「それはお答え出来ません。物かもしれないし 大切な人の命かもしれない。 桃井さんにはそれを受ける覚悟があるのでしょうか?」
「‥命って、 アンタそんな事出来るの?」
「出来る、 と言ったら?」
「そんな事をしたら犯罪だぞ」
話にならんと言いたげに赤司が言い放つ。
「私の中の決まりとして、本気で生きる覚悟が無い人は助けないことにしてるんです。 弱さは弱さで、覚悟は覚悟で返します」
強い意志のこもった眼差しに 6人は圧倒された。
「じゃあ、明日さっちん連れて図書準備室に行くから。」
「桃井さんのタイムリミットは明日なので、ギリギリですから出来れば朝に‥
あと 、一様準備はしておきます。ただし、部屋に入らないので全員で来ないでください 桃井さん含めて最高3人。」
最後にとんでもない爆弾を投下して
神憑は去っていった。
ーータイムリミットは明日
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作者名:杏子メロンパン | 作成日時:2019年3月14日 11時