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四十七話 ページ49
あれ？なんかひなたたちが喋ってる。
ひなた達は何回か言い合った後、朔間先輩が此方を向いて、
零「我輩のこと、''零お兄ちゃん''と、呼んでくれんかのう？」
藍香「は？何故？」
しまった･･････つい思ったことをそのまま言っちゃった。
零「お願いじゃよ〜最近のりちゅは反抗期のようで呼んでくれんのじゃよ〜しかも最近
凛月「俺はお兄ちゃんだよ〜」と我輩自慢されて･････････どちらも可愛いかったのじゃが」
藍香「それ私関係有ります？」
零「良いではないかの〜」
そうやって聞いているのは･･･凛月先輩のぬいぐるみであった。
かわいいな…。
藍香「それ、手作りですか？」
零「そうじゃよ〜可愛いじゃろ」
藍香「はい、とっても！」
そうだ、交換条件にして交渉してみよう。
藍香「あの、今度からお兄ちゃんって呼ぶので、ぬいぐるみ作ってくれませんか？」
零「よいぞい。寧ろ嬉しいぐらいじゃ」
よし、案外簡単に出来た。
藍香「有り難うございます！」
晃牙「何時までも変なことしてねぇで、さっさと部活始めるぞ！部活見学つってるんだろうがよ！」
零「そうじゃったのぉ･････････ふむ、では手始めに嬢ちゃん、楽器弾けるかや？」
楽器、ねぇ…
藍香「もうちょっと限定して貰っても良いですか？」
零「そうじゃのう、取り敢えず、弦楽器はどうじゃ？」
藍香「えっと･･･ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、ギター、箏、三味線、二胡･･･」
零「OK,OK分かった。嬢ちゃんが規格外ということは分かった」
晃牙「ちびっこいけど、コントラバスとか持てんのか？」
藍香「い、いい、い、今ちびっこいって言いましたね！？いいですよ、受けて立ちましょう！何だって弾きこなしてみせますから！さあ、何をお望みですか？望むのなら幾らでもやって差し上げましょう！」
零「ちょっと落ち着いた方がいいと思うぞい」
藍香「零お兄ちゃんは黙ってて下さい！」
零「うぅ･･･そんな･･････反抗期が早いのじゃ･･･我輩もう寝る･･･」
晃牙「な、ならギターはどうだよ！」
藍香「い、良いですよ！望むところです！」
しまった。売り言葉に買い言葉で、ギターを弾かなければならない状況に･･･
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作者名：エル | 作成日時：2022年9月29日 20時
