今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:28,645 hit
小|中|大
三十三話 ページ35
藍香SIDE
藍香「行ってきます」
ニキ「いってらっしゃいっす〜気をつけるっすよ〜!」
燐音「ニキは過保護だなァ」
ニキ「燐音くんもじゃないっすか〜」
毎日言われる気をつけろ、という声を聞きながら、準備を終わらせ家を出る。
否、さっきからずっと言われている言葉を聞きながら。
藍香「じゃあ、もう行きますね」
心配してくれてるとはいえ流石に言い過ぎだ。
二人の声を背に歩を進めながら、ピタリと足を止める。
疑惑を確信へと変えつつ走ったり歩いたり止まったり。
つけられてる。
燐音さん達が心配し過ぎでつけてきた、という線は低い。
誰だろ?ちゃんと気配探っていこ。
・・・・・・・・・暑苦しいほど気配がだだ漏れ。
分かりやすい方でしたね。
まだいるのかと探っていけばもっと後ろに数人。
驚かしてやろっと。
出来るだけ気配を消して姿を眩ますように隠れて・・・・・・
藍香「・・・・・・何してるんですか?守沢先輩」
私を探していたであろう守沢先輩の背に向けて言葉を放った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エル | 作成日時:2022年9月29日 20時