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十四人目 ページ15

佳奈sids


十億円は速やかに支払われた。
此で、百億。

漸く、貯まった。長かった。本当に。



長かった。



家に帰り、何気なくテレビを付けた。



ニュースをやっていた。




ア「武装探偵社、社長、及び社員を殺人罪で逮捕したとの情報が入りました。」




カァン



リモコンを落とした。



どういうことだ?



ア「この事件では、凡そ10から二十人余りの人々が死亡したと言われています。

原因は社員が起こしたとされる爆発で、計画性があったと見て捜査を進めています。」





此は………


恐らく、ユートピアのエージェントが起こした依頼だ。
武装探偵社に恨みを持った奴が依頼したのだろう。

うちのエージェントには罪を違う人間がやったことに出来る異能力者がいる。

その者がやったのだろう。


その者の異能を解除し、尚且つ異能特務課に対して交渉しなければならない。

前々から、武装探偵社に関しての依頼はあったが、私が潜入していたからやらなくて良かった。
その理由が無くなった為、行ったのだろう。


うちのボスには、金で買収するとして、後、可愛い写真とかで。


問題は、異能特務課だ。

そう簡単には認めないだろう。



面目丸つぶれだもの。




こうなったら、徹底的に情報をかき集めよう。




異能解除して、うちの奴がやったという証拠を提示して……

うちの奴には悪いが捕まって貰って。


ボスは金と可愛い写真があれば大抵のことは買収出来る。



其に、彼奴が居なくてもユートピアはやっていける。きっと大丈夫だ。



特務課、本当にどうしよう………




プルルルルッ




佳「はい。あ、宮部?」


宮「はい。あの、ニュースなんですが、」



佳「そうだ。宮部がいた!


それだ!」



宮「はい?!」


佳「よく聞いて。

今から、私はやった奴の異能解除をして、証拠とあったら有利な情報をかき集めておく。

宮部は、安吾と私を特務課の種田さんに会えるように手引きをして。


後、会った後は安吾と私と種田さんにして欲しいんだけど、出来る?


勿論、其なりの報酬は払うよ。」


宮「貴方は、嫌って言ってもやらせますからねぇ。

今度、貴方の奢りで安吾くんと一緒に飲みに行きましょう。


安吾くんは其では動かないと思うので、何か適当に言って動かしますけど、いいですか?」



佳「構わないよ。ありがとう。

私は今からボスと交渉する。



そっち頼むよ。」


宮「はい。」

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作者名:ゆい | 作成日時:2018年12月15日 22時

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