File13 ページ17
You side
"おい、なんか言えよ"
ドカッ。そんな音を立てて鳩尾に足蹴りを入れる長男
"ダメだよおそ松兄さんwコイツ口開けないくらい弱ってるからww"
ボロボロな私の醜態を携帯で撮る六男
"ほんと、口だけ達者なんだからwだから痛い目見るんだよ?"
頭を足でジリジリと踏みつけてくる三男
"ゲホッ…ッぁ…"
"おい、へばってんじゃねーよ、オラ立て"
髪の毛を捕まれ、長男の拳が飛んできた_
「ッは…!…………はッ…はッ……夢…」
思わず勢いだけで起き上がる。知らない場所に怖がるよりも、トラウマと化した兄達の暴力に怯えた。もう、9年も前というのに、私は未だにその傷が癒えない
ガチャッ
??「あ、起きてた…大丈夫?」
「ぁ……しょ、うた…?」
天「うん、そうだよ。Aの知ってる翔太だよ」
「ッぁ…しょうたッ…翔太ッ…!」
天「危な…、!っと…大丈夫、大丈夫…俺がいるよ、大丈夫だから…」
薄暗い部屋を扉の外から零れ落ちた光で照らされる。逆光になっていた人影は部屋の無機質な電気によって照らされた。そこには私が何年も求めていた人物…天宮 翔太が立っていた
私は無我夢中で彼に手を伸ばし縋り付く。啜り泣く私を翔太はただ優しく声を掛け、抱き締めるのだった
天「A、落ち着いた?」
「うん…ごめんね…」
天「大丈夫。謝らなくていいよ。そんでさ、ちょっと辛いかもだけど…何があったか、教えてくれる?」
「……分かった、全部、話すよ」
背中をさすられぎゅっと抱き締められ久々に兄以外の人の温もりに触れ、泣き止んだところで、翔太に何があったのかを聞かれた。それも、真剣な表情で。私は、つっかえながらも洗いざらい全て話すことにした
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優羽くん^・ω・^(プロフ) - 更新御願いしますっっ!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 8ec10d6424 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2020年11月26日 21時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 投稿楽しみにしています (2020年9月13日 22時) (レス) id: 7b6b37d2d3 (このIDを非表示/違反報告)
因幡(プロフ) - 信仰停止してるぅ (2020年5月13日 1時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
ようよう - 更新停止…してるぅ(´;ω;`)ウッ…更新応援しています! (2020年4月30日 16時) (レス) id: 5d5cab7bef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白狐 | 作成日時:2019年5月29日 20時