【おそ松さん】六つ子の兄に嫌われて、私を拾ってくれたのは幼馴染の天国の月でした【歌い手】 (ページ12)

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File8 ページ12

You side

｢…ん………ぁれ…寝てた……って、結構寝てた…｣

久々にふわふわした気持ちで意識を覚醒させれば未だにぼーっとした頭で時計を見る

お昼時から大分時間が経っていたらしく時計の長針は"5時"を指していた

｢ご飯の支度するか…｣

寝惚けた頭をどうにかするべく、ご飯の支度をしようと決めればぐっ、と背筋を伸ばし姿勢を正す

布団から出れば綺麗に畳んで隅に寄せる

扉へと近づいては鍵が掛かっているのを外し、廊下へと出る

辺りを見渡し、耳を澄ませばなんの音もしないため誰もいないことに気づき少し安堵する

｢早く作っちゃお…｣

1人でそんなことを呟きながら階段の方へと移動する

1階へと降り、キッチンの方に足を運べば、机の上に袋に入った材料があった

｢カラ松兄さんか、な…｣

そんなことを呟けば袋の中身を確認するべく机へと近づき、中を除く

______やはりあの青色の兄だったようだ

こうゆうことをするのは大体青色の兄か黄色の兄しか居なく、こちらとしてはとても有難い

｢これは…唐揚げかな｣

中には鶏肉、片栗粉、生姜等など…唐揚げを作る材料が全部入っていた

｢さて、リクエストにお応えしますか…｣

それから1時間半後唐揚げが出来た

我ながらいい出来だと思いたい

さて、と

｢いるんでしょ、…一松兄さん｣

一｢バレてたか…｣

｢バレてるもなにも、最初から気づいてたよ｣

一｢気づいてないフリしてたの、？｣

｢うん｣

いつ気づいてたかって？

私がキッチンに入るところからだよ

なんて脳内1人で喋っていれば横から視線が

｢……食べたい？｣

そう首を傾げて言えば分かりやすいくらいに反応を示す一松兄さん

｢1個だけなら、良いよ｣

そう言えば1つ指で摘む一松兄さん

一｢うっま…｣

｢ほんと？良かった…｣

味の感想を待っていれば、少し驚いた後美味しそうに頬張る一松兄さん

その様子をふわりと微笑みを浮かべて見ている

その時

?｢お〜い、兄ちゃんのおかえりだぞ〜｣

あぁ、なんでこんな時間に帰った来たの

おそ松兄さん