【原神】楓原万葉に狙われてます (男主)

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城内に入れば入る程増える人の数

人が多すぎて酸素が薄い、少し人混みから出なければ


少し身長が低めの僕は大きな人達に押し流されてしまう
だが今は酸素が欲しい、脇道に行けばパッと空気が吸いやすくなる



大きく息を吸って朦朧としていた意識を取り返す

神像のところ、か
目狩り令か？だがあそこまで大事になる事だろうか

反した者がいたのだろうか。
見えない以上どれだけ考えたって無駄だ、もう少し進もう


人混みを無理矢理通り、少し前の方まで来た
ダメだ、前の人たちが大きくてよく見えない。不服。

少し横にずれ、頭の間から見てみれば、
金髪で赤い服のお兄さんが拘束されている

必死に踠いているが幕府の人に抑えられる
途端幕府の2人が頭を下げた


ふと視線の先を見れば将軍様がいた

将軍様が手を前に出せばカタカタと揺れる彼の神の目
思わず息を呑む、すごい、これが目狩り令？いや、これはかなり特殊なんじゃないか？
神の目がない僕には分からない話だけど


お兄さんの腰から神の目が離れたと思えば頭上から影が差す

見覚えのある金髪の人、旅人さん。
神の目を握り後ずさる


なんだ、何をしているんだ？
わからない、旅人さんはなんの意図でこの行動を？



旅人さんがお兄さんを助けようとするが吹き飛ばされてしまう
パイモンさんが旅人さんを何度も何度も呼ぶ


パイモンさんが名前を呼ぶ度に心臓がドクドクと脈打つ
どうしよう、何が起きてるんだ？旅人さんは一体…？



1度目を瞑れば居ない旅人さん。
どこに行ってしまった？異次元すぎて何もわからない、どうすることも出来ない
だってただの人だから。


頭がぐちゃぐちゃになってきた。1度ここを離れよう



……よく分からないが、とても危機的状況なのはわかる
怖いな、なんて他人事の様に考えてしまうのは僕はただの一般人だから

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