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誰にだって分かる。
年頃の男女が夜中、同じ部屋で1つのベッドを共有し合うのはあまり宜しくないと。
加え、片方が片思いで行動が積極的な男なら尚更。
でもだからこそ、その男が予約したルームは1つの大きなダブルベッドの部屋になった。
下心しかない男、タルタリヤはこの日に備えムダ毛処理や爪を切ったり、少しでもいい男に見られようとスキンケアや日課の筋トレを励んだ。もちろんナニをするためとは言わないがゴム(5つ)や精力剤もいいのを探し持参してきてもいた。
対する女はそんな気は微塵もなくタルタリヤがシャワーを浴びている間にフカフカのベッドで眠りにつこうとしていた。
初めは1つしかないベッドに対して彼に不満をぶつけていたが”この男ならやりかねない”と覚悟していたのでそれは何事もなかったかのように過ぎていった。
ほんの少し、まぁ人並みにはそーゆーことに興味はあったが今日1日中モンドを歩き回ったのとタルタリヤが遅い＆魅惑のベッドが悪い。いや別になにも悪くないけど。
完全に瞳を閉じ頭の中で羊を数えることなく眠りにつこうとしていた時、「え、A寝ちゃった？」と声が聞こえた。
眠たいし面倒臭いし眠たいし反応せず寝たフリをすると頬に手の感覚が伝わった。
私は彼の大きくて少し骨ばった手が好きだ。
ゴツゴツとした厚みのある手も男性らしくて好きだがこの手は彼の雰囲気にあっている。細長くてしなやかな指は1つ、また1つAに触れて行く。
彼の手が魅力的すぎるが故に睡魔の邪魔をしてくる。
手で触れた所がなんだか少しくすぐったい。意識してしまっているからだろうか。
1度意識してしまったからには戻れない。
風呂上がりで暖かい手は案外悪くない。故に反応してしまう。
声を出さないように体に力を込めても彼は次第にやらしい手つきになって行く。
いい加減寝かせてくれ。
寝相に見せかけて背を向ければ彼が布団の中に入ってきた。そして、、
「ひゃっ！？」
「アハハッやっぱ起きてたんだね」
なんと彼は尻を撫でてきたのだ。
セクハラで訴えるぞ。
「起きてるの知ってたのならしないでよ！」
「寝てたらしていいんだ？」
「ダメに決まってるでしょ！」
反省している素振りを見せずタルタリヤはAを後ろから包み込む。
耳元で彼の声が聞こえる。そこにはさっきまでの変態なタルタリヤは居らずまるで兄弟を寝かしつけるかのような暖かい声だった。
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72(プロフ) - りさん» えー！！ありがとうございます！この作品コメント打ってくれる人少なくてコメント書いてくださるだけとても嬉しいです！ (2022年11月17日 23時) (
レス) id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
り - 一気見しました！好きです() (2022年11月16日 8時) (レス) @page35 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - はいさーせん。 (2022年10月24日 18時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
72(プロフ) - すみかさん» はやく原神手伝え (2022年10月24日 18時) (レス) @page29 id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - いつでも書いていいぞ。 (2022年10月24日 17時) (レス) @page29 id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：72 | 作成日時：2022年8月11日 22時
