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「それでAは髪を切ってしまったのか…」
「ええ、結構ショックだったけどその後空に整えてもらったからだいぶマシです」
軽策荘から帰ってきたAはいつものように講談師の話を聞いていた鍾離が目に入り彼の隣に座ると髪の切ったAを見て驚いた表情を浮かべた鍾離が事の経緯を聞いてきたのだ。
「Aも街の外へ出歩く時は護衛を付けるべきだ」
「えー！私は平気よ！これでも神の目を持っていますもん！」
エッヘンと胸を張るそんな彼女は確かに神の目を持っているがどんなに使おうが成長が恐ろしく遅い。これを才能がないというべきか。
「今回は旅人が居たから良かったが居なかったらどうするんだ。お前が行方不明と分かってからじゃ遅いだろ」
「うぅ、、面目無い」
「はぁ…髪は残念だがAが無事で何よりだ」
A以外の他には絶対に見せない愛しい人を見る目で鍾離は、シュンと肩をすぼめるAに上半身を近寄せる。
「鍾離さん？」
その鍾離の整った顔と大きな手がAの顔に近づいてきて思わず目を瞑った。
「ははっ、髪に葉がついていたんだ」
「えっ」
「なんだ？接吻でもされると思ったのか？」
「なっ！？」
そう、キスでもされるのかと思ってほんの少し…ほんの少しだけドキドキしていた。だけど実際は頭に葉っぱが付いていてそれを取っただけ。
Aは恥ずかしさから鍾離と目を合わせないよう他所を向く。
ﾁｭ
「へっ？」
大きな手が頬を触れ顔の向きを変えられると唇に何かが当たった。すぐにソレが鍾離の唇だと分かるには充分な程目の前に彼の顔があった。
「なっなにして…」
言葉を防ぐようにもう一度唇と唇が触れる。
話している途中だったAの口は当然ながら開いていたのでいとも簡単に口の中にザラザラとした異物が入ってきた。まるで別の生き物が口の中で蠢いているような初めての感覚でビックリしたAは身を引こうとしたが背中に手を回され逃げられない。
もしや、、私ベロチューされてる！？
気持ちいいと聞くがよく分からない。
舌をどうすればいいのかも分からない。
動揺で動けずにいるAをおいて鍾離は唇と唇を一旦離すともう一度Aの中に自身の舌を入れる。
口の中からは違和感しか感じないが”鍾離と繋がっている、濃厚なキスをしている”という事実にA自身もなんだか興奮してきていた。
Aは案外落としやすい女なのか、鍾離しか考えられなくなってきた。
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72(プロフ) - りさん» えー！！ありがとうございます！この作品コメント打ってくれる人少なくてコメント書いてくださるだけとても嬉しいです！ (2022年11月17日 23時) (
レス) id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
り - 一気見しました！好きです() (2022年11月16日 8時) (レス) @page35 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - はいさーせん。 (2022年10月24日 18時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
72(プロフ) - すみかさん» はやく原神手伝え (2022年10月24日 18時) (レス) @page29 id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - いつでも書いていいぞ。 (2022年10月24日 17時) (レス) @page29 id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：72 | 作成日時：2022年8月11日 22時
