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鍾離さんがこんなに嫉妬に悩まされる人だとは思わなかった。もっと大人の余裕がある人だと思っていた。
彼が私の頭上で私の手を1つにまとめそれを片手で抑える。
「そもそも俺の部屋に来たということは少しは期待していたのではないか?」
抑えてる手とは反対の男性らしく、たくましい手でAの頭から頬をゆっくりと撫でる。
頬を撫でられるなんてそうそうないことに戸惑うAを見て鍾離はクスクスと頬を緩め楽しそうに撫で続ける。
「べ、別に、、そんなことっ」
そんなこと…
愛おしいそうにAを見つめる鍾離は徐々に気持ちが高まってきた。
もっとAに触れたい。蕩ける顔を見てみたい。
Aの体の温もりを感じているその手は次第に首元へ、、
ほんの少し力を込めただけでも跡が残ってしまいそうな細くて白い首、鍾離は普段加虐心など持ちえないが今はその首を締めてしまいたい、と思えるほど気分が上がっている。
「ぁ…しょう、りさん…」
「A…」
鍾離がその首元に食らいつく、、、
「ストーーーップ!!!」
「チッ」
そこには慌て走って来たと分かる程服が乱れ息をあげるタルタリヤが血相を変えて駆けつけた。
「鍾離先生!!!!Aの初めては俺だよ!!!!!」
「タ、タルタリヤ!?」
「はぁ…公子殿、
Aもその気になっていたのにどうてくれるのだ」
鍾離は珍しく眉間にしわを寄せ不機嫌そうな表情、そして普段よりも低い声でタルタリヤを睨みつける。
今にも彼に攻撃しそうで、Aはこんな怖い人に食べられるところだったんだ、と血の気が引いた。
今になって思い返してみると鍾離さんと一線を超えてしまうところだった、それをタルタリヤが把握していた状況にAは人生1番の恥ずかしさを覚え自身を隠すように布団の中に縮こまる。
タルタリヤ、現実に引き戻してくれてありがとう。
けど君はどうしてこの状況が分かったんだい?
Aはどうせ服に盗聴器でも仕掛けてたんだろうと自問自答をし、彼らの口喧嘩では収まらない、手を出しそうな喧嘩が止むのを布団の中で約3時間程待ったとさ、、、。
公子・初めては俺
まさかそーゆー雰囲気になるとは思わず過去一の速さで走ってきた。
鍾離・初めては俺
公子殿絶対許さん。
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作者
ちょっと危ない小説は初めてだったので上手く出来てるといいんだが。
鍾離先生の部屋の参考は我がテイワット壺の中。
ここで小説書いてました。
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72(プロフ) - りさん» えー!!ありがとうございます!この作品コメント打ってくれる人少なくてコメント書いてくださるだけとても嬉しいです! (2022年11月17日 23時) (レス) id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
り - 一気見しました!好きです() (2022年11月16日 8時) (レス) @page35 id: 1c00c5b49c (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - はいさーせん。 (2022年10月24日 18時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
72(プロフ) - すみかさん» はやく原神手伝え (2022年10月24日 18時) (レス) @page29 id: 5ab6d0e829 (このIDを非表示/違反報告)
すみか(プロフ) - いつでも書いていいぞ。 (2022年10月24日 17時) (レス) @page29 id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:72 | 作成日時:2022年8月11日 22時