33 ページ33
翌朝、少し酔いが残る中
ホテルで、眠気と戦いながら初日の朝
みんなで朝食をとる、
トーストに、おのおのジャムを塗り
コーヒーで流し込む、
なかなか喉を通らなかった
すると、俺のところに
ぽんとヨーグルトとフルーツを置いたリン
「翔、まだ酔ってるでしょ」
そういったリン
「いや、ちょっと時差ボケ」
そう言っておれはリンを見る
俺は、ヨーグルトのふたを開けて
口に運ぶ
日本でも、パッケージこそ違うが、
メーカーはある
「あぁ、これだったら飲み込める」
そう言うと、苦笑いしたリン
朝食を得ると、
全員、大きなスーツケースをもって、一旦駅に行き、
ロッカーに預け、
そして、身軽な状態で、
ミラノ中心部
ギャラリエを抜けると、広場があり
その目の前に、
「ミラノ大聖堂、ドゥモ」だ
もちろん、俺は、ここに来るまでの間に
たくさんの資料やガイドブックを見て
下調べは、万全だった
建築物だけでなく、その時代背景も
頭の中にたたきこんでた
すると、全員でその圧巻な佇まいの建築物に
圧倒されながら歩み寄り
その広場中央に俺が差し掛かった時
急に、男が2人やってきて
俺の手に何かを握らせた
え？
俺はすぐさま、手の中のものを
確認するために、ゆっくり開こうとすると
横からリンが
「ダメっ」
と叫んだものの
手を開ける方が一足早く
「キャッ」
横にいたリンとさとみが頭を押さえて
しゃがんだ
すると、
それは昔資料で見た古い映画の「バード」かと思わせるような数の鳩が
空から、俺の手を目がけて下りてきて
俺の腕に数羽バサバサと止まり
爪で俺の
俺も叫んでしまう
すると黒川が
それを着ていたコートを脱ぎはたいて追い払った
すると驚いた鳩がバサバサと宙を舞い
俺らの頭上をクルクルと羽ばたき
少し離れたところに降り立った
それでも、俺に近づいてくるので
もともと動物が苦手な俺は恐怖を感じる
「サクっ、手に握ってるの向こうに全部投げろ」
と叫び
俺はその声通り、
できるだけ遠くに投げた
鳩は、俺が投げた方に群がり、
ひとつの塊となった
俺は、それを見てるだけで鳥肌が立った
何もなくなった手のひらを見ると
そこには、まだ少し何かが残っていて
よく見ると、それは乾燥コーンのようだった
俺は素早くそれをはたき
ようやく
俺は、今自分の身に何が起きたにかわかる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1465人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫姫(プロフ) - kamiさん» kamiさんｍありがとうございます、もう最後の方は張って会社に行ってました。会社についたら、楽なんですけど、どうしても距離と満員電車がかなりきつかったです。でもやっぱり、働くのはいいですね、楽しいです。復帰できてよかったと心から思ってます (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - 職場復帰おめでとうございます！紫姫さんの頑張りにパワーを頂き、忙しくなる年末私も頑張りますw無理ない更新でお待ちしてます。 (2019年12月10日 19時) (レス) id: 73b83dca63 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 藍さん» ご心配くださって、ありがとうございます。少しずつですが、以前と同じような生活ができるように戻ってきました、倒れたときは今回ばかりはムリかもと思った時期もありましたが、復活できるものですｗ障害は増えましたが、なんとかなりそうな気がしますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» リンちゃんが裏で何をしているのか、翔くんも少しずつ疑い始めちゃってますが、この二人には、もう少しいちゃついていただきたいのでｗあはは (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» まぁさん、ありがとうございます。一時はどうなることかと思いましたが、解除され書けるようになりました。完結までがんばりたいと思いますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫姫
| 作成日時：2019年11月16日 15時
