＊ ページ24
店の中に入ると、落ち着いた雰囲気のあるカフェで、私好みの雑貨で飾られていて、
テンションがあがった
私たちは、そのままオープンテラスになっている、境目の部屋側の席に座った
「あぁ、やっぱりいいなぁ。こんな感じにしたいんだよね」
周りを見渡すと、ちょうど風も入ってきてより一層気分が高鳴った
「ん？あぁぁ。家ね」
私の前ですわり心地のいい椅子に深く腰をかけた和
「そそ。こんな感じで統一して。で雑貨飾って・・・」
そう考えると、新しいところに引っ越すのもワクワクし始めた
「くくっ、いいんじゃない？好きにすれば？」
「え？和はないの？こうしたいっての？」
「ないね…生活できたらいい・・・
あと、帰ったらうまい飯があって・・・・」
チラっと私を見た
「Aがいたらいい」
・・・
・・・
ドキっとした
そのビー玉のような目に、引き込まれてしまった
「何？照れてんの？」
「うるさいな・・・ていうかそんのサラっと言うタイプだっけ」
「今気づきました？」
店員が近づき、ランメニューを頼む
ひさしぶりに楽しむ休日ランチ
外の通りを見ても、全体的に緩やかに流れていく、初夏のころ
「いいね、たまには」
そういいながら、チキンをナイフで切る
「ん？あぁぁそうね」
なんだか、最近の私は変だったのかもしれない
私は・・・
うん、幸せだ
「あのさ・・・和。
私ね・・・」
「何さ・・・」
B=B=B=B=
すると、机の上にあった和の電話が震えだした
和は、そのままめんどくさそうに、フォークを置き
そしてスマホを手にした
「ごめん」
私をチラッと見たけれど、電話にでた和
「何？」
電話の声が大きいのか聞き覚えのある声だった
「あ・・うん、うん・・・・うん」
電話の声にうなづく
「あぁぁ、悪い夏川、俺今出先なんだよね。・・・あ・・・うん、それで？」
チキンを口に運び、何も聞こえないフリをするけれど、実際は、聞き耳をたててしまっていて
「あぁぁ・・・それはまずいな・・・谷口は？連絡つきそう？」
話の内容からすると、きっと何かトラブルでもあったのだろう
でも、それと同時に、普段見ることができない和の意外な横顔が見える
「あぁ、そっか・・・わかった。今表参道だから少し時間かかるかもだけど、時間稼げる？」
あ・・・やっぱり行っちゃうのか
そう思いながらも、いつものことだし、
私は、チラっと和を見た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1881人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凜(プロフ) - ああああ！！！！待って！今頃読んでいる私を許して下さい汗、そして、翔くんとニノのバチバチさが…んもぉ！すきっ！です！！！ (2018年8月29日 20時) (
レス) id: ea7207ff5a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - フミちゃんさん» ハラハラドキドキが最後まで続きますように、書いていけたらと思いますｗｗｗ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» わ〜、おひさしぶりです♪いつもありがとうございます、３人の心情の移り変わりを高校時代から綴ってるので、たまに混乱してしまうこともｗｗｗラストにむかって、がんばります。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 葵衣さん» いつもありがとうございます、おっと、今度はニノ担の翔くん派・・・いい感じです、書き手として最高です、これからもよろしくお願いします (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - keiさん» 続きは次の章へ（２回目）ｗｗｗいやぁダメだ、ビクビクしてる・・・ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫姫
| 作成日時：2018年7月24日 22時
