責める ページ42
コチコチと、時計の秒針の音が聞こえる
ただただ、静かなこの空間
俺は、膝を椅子の上でたてて
顔を伏せた
ニノの方からも、鼻をすする音が聞こえるから、
ニノもきっと泣いてる・・・
俺が泣いていても、なんの解決にもならないってわかってる
でも、今まで考えたことが無かった世界。
それを、この２年もの間、
潤くんは、考え、悩み続けたんだ、
そして、かぐやも
自分を責め続けた
俺は、膝を抱えながらも、ある程度して、
顔をあげた
智「・・・で、潤くんは・・・
その・・・かぐやに、同意をしてもらいたい訳なんだね」
そう、
潤くんの想いをまず、受け止めよう
愛する人の死の決断をするなんて、
俺には、
とうていマネなんてできないことだ
潤「・・・そう・・・でも、
あの日、呼びだして、この話をしたら、Aは、かたくなに、首を振ったよ
「潤くんは、赤の他人だから、そんなこと言えるんだ」って
今思えば、確かに、Aちゃんにとったら、七海がいなくなったら、一人になっちゃうから、余計だよね
でも、その時、俺は、「他人」って言われたことがショックでさ・・・
じゃあ、家族であるAは、
１度でも見舞に来たのかよって、
あの姿を見続けてたのかよって、
責めたんだ・・・
それも、自分でもびっくりするくらいね
冷静に考えたら、Aに、そんなこと言うべきじゃなかったのに・・・
その日から、Aは、俺の前から、完全に消えた
連絡先もわからなくなっていたし、
住んでいたマンションにも、戻って来なかった
ただ、もしかしたら、俺が、あんなこと言ったから、
七海の顔を見に来るかもしれないと思ったんだ
あっ、やっぱり
同意してほしいとの思いから
七海の指から、指輪を抜き、
そして、ベッド横の棚の上に、Aへとメモを書いて、置いたんだ
いつか、来るんじゃないかって・・・」
・・・
・・・
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チェリー(プロフ) - こんにちは！ずっと見させていただいております！移行も、楽しみにしてました(^o^)／これからも頑張ってください！！ずっと応援してます！ (2017年7月3日 23時) (
レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
shocola(プロフ) - 紫姫さん» うふふ (2017年7月3日 21時) (レス) id: 9653387dc9 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» かぐやちゃんのことわかってきた？よかったwww (2017年7月3日 19時) (レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» かよちゃん、なんやかんやで、移行しちゃったwww 短編の予定だったのになぁ (2017年7月3日 19時) (レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
shocola(プロフ) - 紫姫さん» 大好きやもん！ゆっくりやけど、かぐやちゃんも分かるようなってきて楽しみになってる！ (2017年6月29日 21時) (レス) id: 9653387dc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年5月2日 8時
