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冒険4 ページ5

オール「どうする?」



ミドリヤ「……お願い、します!」

涙を拭いて、言い放った。

ユメミヤも内心凄く驚いていた。

英雄(ヒーロー)になりたいって強く思ってるんだな、と。



オール「即答……そういってくれると思ったぜ!」


ユメミヤ「で、どうするんですか?」

空気読めない系ユメミヤは我慢の限界か言葉を発した。



オール「まぁそれ自体は簡単だよ、ミドリヤ少年。その剣をこっちに向けて」

ミドリヤ「?はい」


言われるがままにミドリヤは慣れない重さの鉄剣の剣先をオールマイトに向けた。

そしてオールマイトは大剣をミドリヤに向け剣先を向けた。




2つの剣が、重なり合った。


すると2つの剣が光りだした。

大剣が黄金色に。

鉄剣は緑色に。




そして光は消えていった。


ミドリヤ「……え?これだけですか?」

「思ってたのと違う…」と正直な感想を告げるミドリヤ。

心なしかしょぼんとしている。

オール「ノンノン!派手さばかりを求めちゃだめだぜミドリヤ少年!


では、さらば!」



ボフッ



ミドリヤ「オールマイト!?」

ユメミヤ「……いや、これ人形に戻っただけだね」

オール《そういうことさ!これは魔王による呪いでね、魔王をもう一回倒さないと解けないんだよね》

ミドリヤ「なるほどって魔王!?倒してないんですか!?」

オール《いや、魔王は死なないからね。眠りにつくだけさ。というわけで頑張れ少年少女!》



そういってオールマイトの黄金の気配は消えていった。

どうやら人形の中で意識が眠ったらしい。

去り際にとんでもないものを言い放ったな、と2人は思ったであろう。




ミドリヤ「……ど、どうしよう…」

これから先のことを何も考えていなかった。

足を挫いたままの女性をほおっておくわけにもいかないし、しかしこのままだと野宿…


そんなことを考えていたら。

ユメミヤ「よっこいせっと。ん?どした?」



ふっつうな顔して身体全体を浮かせていた。

そうなれば足を挫いたもなにも関係がなかった。



ミドリヤ「う、浮ける個性(スキル)だったんですね…」

ユメミヤ「まぁ応用でね。とりあえずトアル地方行きたいんでしょ?早く行こう」

ミドリヤ「あれ?なんでしって…」

ユメミヤ「心の中だだもれてたよ」




なりいきで秘密を共有したユメミヤ=ジカイと共に再びトアル地方へと歩き出すのであった…

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カリー(プロフ) - 桜猫さん» 褒めてくれてありがとう!めっちゃ嬉しい!最近忙しくてあんまり更新できない!ごめん! (2019年7月22日 23時) (レス) id: 2620c4ccba (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - いいっすねいいっすねぇ!更新お疲れさま、やっぱり貴女の文才には頭が上がりませんなぁ (2019年7月22日 23時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
カリー(プロフ) - 桜猫さん» いつもいつもありがとうございます!!明日ね、うんちょっとあれだよ。あれするから (2019年7月14日 23時) (レス) id: 2620c4ccba (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - でぇぇぇぇおくれたっ!めちゃくちゃ出遅れた!良いっすなファンタジー、私も魔法とかフアンタジックなお話が好きなので楽しみです! (2019年7月14日 22時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kurry | 作成日時:2019年7月7日 23時

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