フェアリーテイルの最強魔導士はキセキの一員？！ (ページ40)

今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:87,790 hit

第四十話ページ40

その日の大会終了後。

私は、ある酒場に来ていた。
中からはぎゃーだかわーだかと騒がしい声がする。
つい笑みを浮かべながら、そのドアをくぐった。

カランカランっ。
陽気な音を立てるドアのベル。
その音なんてみんな聞こえない位騒いでるはずなのに。
みんなが一斉にこっちを見る。

「Aだ！！！」
「よくきたなぁ！」
「こっちこい！飲もーじゃねぇか！」

そう、ここはフェアリーテイル貸切の酒場。
私が来たって分かった瞬間から。
口々に言葉を発して迎え入れてくれるみんな。
あぁ、もう。

『待って、一気に喋らないでって。』

ここは、やっぱり居心地がいい。

グ「A、ほら。」
『え？っととと。』

呼ばれて振り返った瞬間に私に投げられる何か。
キャッチして見てみると。

『！レモンジンジャーね。』
グ「それ好きだろ？」
『ふふっ。だーい好きよ？』

ありがと。
そう言ってグレイの横のカウンターに腰掛ける。
そのグレイの横にはジュビアもいて。

『ジュビア、ごめんね。』
ジュ「？なにがですか？」
『私がフェアリーテイルとして出場できないこと、、、。』

ジュビアには前もって、頑張ってとエールをもらっていたのに。

ジュ「いいんです！ジュビアはAに頑張って欲しいんですから！」
『、、、私もジュビアに頑張って欲しいわ。』
グ「俺はさんで会話するな！」

ナツやハッピーは変な踊りして。
かなは飲みまくって。
ルーシィやミラはそれを見て笑って。
エルザは無意識に人に攻撃して、、、←

フェアリーテイルにいたら当たり前だったその光景が。

今の私にとっては夢のようなひと時だった。