双子の歌い手は何でも屋！_幕開けの準備編_

18.捕らわれた月 ページ27

…………………今、翔太って？
翔太ってまさか翔太さん？でもあの電話の声と似ているし
僕はその場からそっと離れた
だってあんな警備が厳重なとこいったら間違いなくｼﾞｻﾂ行為じゃん

「まずは…紫音たちに報告ってとこかな…」





『え、それほんと!?』
『多分。翔太んはや屋敷に閉じ込められてるってこと』
『い、今すぐにでも助けにいかないと…！』
『今いったところで返り討ちになるだけだけど』
「相変わらずAひでぇな…」
「Aさんらしいと言えばそうなんですけどね(笑)」
「空飛、黙れ」
「は、ﾊｲ…」
『とりあえずあの警備をどう切り抜けるか。それが問題。それはまたあしたにでも』
『う、うん。わかったよ。
でもそんなのんびりしてて…』
『いくらなんでも婚約者をころすようなひとはいないでしょ。大丈夫。きっと』
そういうと少し紫音は安心したのかいつもの調子に戻り
『そうだよね！よし、明日バーに！』
と、電話をきった

はやく助けないとね…









「ん、明日バーに？」




「明日はお店あけるんだけど!?」
そのあと紫音に急いでかけ直したのはいうまででもない

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