基本自由行動 参 【男主】

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『…もう大人のタケミっちとは会えねぇのか』





千冬「…そっすね、また12年後です」





『…ちょっと、女々しくてキモイけど







寂しいよな。』








千冬「……それを言うなら俺もキモイっすよ」









公園で、千冬とブランコに乗りながら話す。





つい先日、タケミっちが未来に帰った。







東卍から稀咲が抜けた今、もうミッションは完了しているはず。





ということは、もうタケミっちはこっちには戻ってこないのだ。









『…これ言っていいのかわかんねーんだけどさ』





千冬「？はい、」









『俺、未来では人殺してんだって。』









千冬「……A君が…？」









『……らしい。』









静かに目を見開いた千冬。









『…そこで、1個お願いしていいか？』






千冬「…なんすか？」









『もし、俺がなんかやらかしそうになったら






お前に止めて欲しいんだ、千冬』









千冬「……え、オレ…っすか？」









『そう。』









少し微笑みながら言う。









『まぁ理由はわかんだろ？』







千冬「…タケミっちのタイムリープの事知ってるからですか？






タケミっちがこれから帰ってこないなら、止めるれるのは俺しか居ない」









『そ。




タイムリープの事なんて、周りに話したら未来どんどん変わっちまうだろ？


信じないやつも出てくるだろうし。









ま、俺は人殺しなんてするつもりないけどな。









でも、万が一があったら………









そんときは頼んだ』









千冬「……分かりました。




キレてるAくん止めれるかは分かりませんけど…」









『ふふっ、




じゃあ今のうちに手合わせでもしとくか？』








千冬「…！お願いします！！！！」

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