【BLEACH】名の異なる斬魄刀を持つ代行

『私の恩人は』 ページ40

それからしばらく。




彼女は十二分に己の実力を発揮した。






相変わらず、斬魄刀がイザナギにも、ツクヨミにも変わらないまま。





卍解を覚えていなくとも、彼女は相当強かった。




二本ある斬魄刀のうち、一本─火炎蓮─しか使わないまま、その威力は総隊長をも超えるという。






【火撃系最強の斬魄刀】


そして、


【最年少の隊長】


レッテルを貼られ、それなりに充実していた日々が──









　






終わった








　






「Aサン、ここから離れてください」

「なんで」

「アナタも疑われてしまいます」

「行かない」

「追放されてしまいます」

「やだ」

「っ」







「私の恩人は、浦原さん、アンタだ」







ある日。



虚化、と呼ばれる現象が起きた。





基本、浦原の研究室に居るAは、浦原と共にその現象を見ていた。






偵察に行ったひよ里副隊長や別の隊の六車隊長。




崩玉を使って止めようとしたが──








「……崩玉が、暴走を始めているッ！」








浦原が、叫んだ。

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