『尸魂界の住民』 ページ39
現在、彼女と浦原は一番隊隊舎へ来ていた。
目の前には、元柳斎。
「浦原、貴様には相応の罪を受けてもらわねばならん」
「はっ、承知の上です」
彼女の力、その重要性、その危険性、そして、法を破ったことを報告するために。
無論、その法とは人間に力を分け与えることである。
だが、それは表面上であり、実際浦原の力はごく僅かしか与えていない。
残りは彼女の【中】の《何か》が異常なほどの力を産み出したのだから。
「でもさぁ」
彼女は腕を頭の後ろで組みながら言った。
「そのヒトが居なくなったら、私どうすればいーの？
刀の使い方も分かんないし、浦原さんの話だと私危険なんでしょ？」
「左様」
浦原曰く、まさしく彼女は神刀の持ち主である。
神刀とは、《イザナギ》《ツクヨミ》の斬魄刀。
確かに彼女の斬魄刀は二つ。
それらの二た振りを持つものは“神使”と呼ばれ、まさに彼女がそれなのだという。
「でも、刀本人はかえんれんとこうりんか、だってさ」
「それはお主が未熟だという証拠。
罪状を告げる！
浦原喜助、貴様に大山Aの監視、訓練、神刀の調査を命ずる！！
儂が納得するまで許さぬ。覚悟せよ」
「──！！はっ！この身を持って全うします！！」
「大山A！」
「うおっ！？はいっ？」
突然名前を呼ばれたことに驚き、総隊長の言葉に耳を傾ける。
「貴様には、霊番隊の隊長に就いてもらう。
王族特務零番隊とは別のものだ。
使命は尸魂界を支え、そして尸魂界に尽くすこと」
数秒考え、彼女は“無理だ”と告げる。
浦原が息を飲んだ。
「私が死神になったのは浦原さんのおかげだ。
私がここ(尸魂界)でこうして居れるのは浦原さんのおかげだ。
私が最優先とするのは浦原さん。
それでいいなら、やるけど？」
その日、彼女は尸魂界の住民に、霊番隊隊長になった。
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あいうえお - ちょい待て、その詠唱はガルガンタ開ける時のやで (2018年12月9日 22時) (
レス) id: 0b80273c04 (このIDを非表示/違反報告)
瀧本晴菜 - 続き頑張って下さい！応援してます！ (2017年5月30日 13時) (レス) id: 9a46cff4ec (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 悪意があって書いてるわけではないです。もう占ツクを辞めてしまってるだろうけど、思った事を言わせていただきました。またあなたがここへ戻ってくるのを待っています。長文失礼しました。 (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 自傷的な事は控えてください。自分が辛くなるだけですよ？？皆貴方の小説が見たくて、好きだからここに来るんです。なのにそんな悲しい事書いていたら見ているこっちも辛くなります。ホムペを作るなどして、そちらに書くことをおすすめします…今更ですけどね (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
青明寺 月斗 - 私・・・続きが書きたいです!完結に導きます! (2017年4月11日 21時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
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