『不思議なヤツ』 ページ26
「は？」
拍子抜けした言葉を放つAに対し、日番谷はまた驚く。
「いや、私もついて行けば冬獅郎の恥にもなんないしさ」
「お前、一体何者だよ？」
「ただの死神代行ねー。
冬獅郎より先輩！」
冗談のつもりで告げたその言葉。
だが、日番谷には思い当たる節があったよう。
「まさか、霊番隊……？」
「なんで分かった！？……じゃない、根拠は！？」
「……遅いぞ」
墓穴を掘る、とはまさにこのことで。
相手は天才と謳われる日番谷。
初対面といえども敵の素性を見抜けなかったAの不覚である。
「……書物と容姿が異なっているが」
──書物？
恐らくそれで知り得たのだろう。
──あんなに小さいのに書物なんて読むのか。
当時70年生きた自分を振り返る。
──読んだのは漫画と小説、始末書くらいだ。
「……自分が悲しくなるぜ」
「見てるこっちもな」
先程から日番谷の相槌が痛々しいのは気のせいだろうか。
否。
日番谷が心を開いてきた証拠である。
「──つか、行こうぜ冬獅郎！」
Aの言葉に甘え、日番谷は瞬歩で移動する。
霊番隊で、尸魂界に害を加えないと分かった以上、下手に時間を取るわけにはいかない。
「……お前、名前は」
「おおっ！忘れてた！大山 Aだ！！」
笑いながら軽々と瞬歩でついてくるA。
──不思議なヤツだ。
日番谷はチラリとAを一瞥し、前を向いた。
──
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あいうえお - ちょい待て、その詠唱はガルガンタ開ける時のやで (2018年12月9日 22時) (
レス) id: 0b80273c04 (このIDを非表示/違反報告)
瀧本晴菜 - 続き頑張って下さい！応援してます！ (2017年5月30日 13時) (レス) id: 9a46cff4ec (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 悪意があって書いてるわけではないです。もう占ツクを辞めてしまってるだろうけど、思った事を言わせていただきました。またあなたがここへ戻ってくるのを待っています。長文失礼しました。 (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 自傷的な事は控えてください。自分が辛くなるだけですよ？？皆貴方の小説が見たくて、好きだからここに来るんです。なのにそんな悲しい事書いていたら見ているこっちも辛くなります。ホムペを作るなどして、そちらに書くことをおすすめします…今更ですけどね (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
青明寺 月斗 - 私・・・続きが書きたいです!完結に導きます! (2017年4月11日 21時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
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