『隙あり』 ページ22
兕丹坊の攻撃を受け止め、切り返し、決着をつけた一護。
負けた兕丹坊は潔く、門を開けた──その瞬間。
後方で織姫らを守っていたAは飛び出し、予測していた攻撃を弾く。
その攻撃は、兕丹坊の腕を切るように伸ばされた斬魄刀によるもの。
すなわち、市丸ギンの神槍。
「黒崎!戻れっ!今隊長格と戦うのは得策じゃない!!」
視線はギンに、だが意識は味方に。
その一瞬の隙を、さすがは隊長、見逃さなかった。
「づぉっ!?」
「その隊長格を相手にして余所見とは感心あらへんなぁ」
「余所見してねぇし!!」
真槍は彼女の剣に流され方向を変更し──兕丹坊の腕を切った。
それと同時に、門が落下。
彼女は瞬時に一護の元へ移動し、蹴って一護を門の外へ追いやる。
「うぉぅっ!?」
「悪ィな黒崎、テメェじゃコッチはまだ早い。
そっちで夜一さんと特訓でもしてろ。
私はいろいろ回ってみるから」
「回ってみるって!?」
「なんかあったら連絡するからァー!」
門を挟んでの会話。
一護はまだなんか言っているが彼女はもう聞いていない。
「よっぽど腕に自身があるんやなぁ。
せや、名前教えてくれへん?」
「教えるかバーカ!!」
会話を続けている二人。
だが、手は休むことない。
神槍を受け流し、攻撃はできない。
Aは焦れったくなり、つい荒々しく刀を振り回す。
──と。
「隙あり」
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あいうえお - ちょい待て、その詠唱はガルガンタ開ける時のやで (2018年12月9日 22時) (レス) id: 0b80273c04 (このIDを非表示/違反報告)
瀧本晴菜 - 続き頑張って下さい!応援してます! (2017年5月30日 13時) (レス) id: 9a46cff4ec (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 悪意があって書いてるわけではないです。もう占ツクを辞めてしまってるだろうけど、思った事を言わせていただきました。またあなたがここへ戻ってくるのを待っています。長文失礼しました。 (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 自傷的な事は控えてください。自分が辛くなるだけですよ??皆貴方の小説が見たくて、好きだからここに来るんです。なのにそんな悲しい事書いていたら見ているこっちも辛くなります。ホムペを作るなどして、そちらに書くことをおすすめします…今更ですけどね (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
青明寺 月斗 - 私・・・続きが書きたいです!完結に導きます! (2017年4月11日 21時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
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