『……幽霊が見えるのか』 ページ3
「大山ー、黒崎ー、起きろー！！
今は授業中だぞー」
教師の注意が響く。
「「…………」」
机に突っ伏している二人は、未だに顔を上げない。
「…おい」
教師の声が怒気を含んだのに気付き、近くの席の茶髪の少女が声をかける。
「…黒崎くん、大山さん、起きないと」
「ほっときなよ織姫。
あの二人はいつも寝てるだろ？」
「…うん」
勇気を出して声をかけたようだが、その後ろの黒髪の女子に止められる。
「黒崎！！大山！！起きろッーー！！！」
「ぅわっ！？」
とうとう教師の怒号が飛び、やっと二人は目を覚ます。
「…お前ら、放課後職員室にこい」
「はぁ？なんで！？」
その言葉にえーと声を漏らす二人。
「せんせー、私はケンカという用事があるので今じゃ駄目ですか？」
挙手をして意見を述べるピンク髪の女子。
その言葉でさらに教師は怒りを露にし、
「よォし、黒崎と大山は放課後復習だ！」
仕返しだと言わんばかりにそう告げた。
「「え…最悪だろ…」」
居眠り常習犯、黒崎一護と大山Aは口を揃えて呟く。
こうなることも一度や二度ではない。
とうとう内申下がるかな、そう考えたA。
これは、まだ黒崎一護が死神になっていない所から始まる。
***
「全く…なんなんだよあの鬼教師。
たまたま寝ちゃっただけだろ」
はたしてそんな事があるのか。
時刻は放課後へと移り変わり、二人は夕日の中でため息をついていた。
「…用事あるっていったんだけどな」
現在、復習が終わり(結局やった)、下校中。
突然一護が立ち止まり、目を見開いた。
「……大山、俺用事あるからじゃあな」
一方的に告げて走る一護。
はたから見ればそれは異様な光景。
「……幽霊が見えるのか」
だが、“同じ部類の人間”、ましてやAは先輩のようなものだ。
Aの言葉に気付くことはなく、一護は行ってしまった。
『お兄ちゃん……』
見えるハズのない女の子が放った言葉を、彼女はしっかり聞いていたというのに。
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あいうえお - ちょい待て、その詠唱はガルガンタ開ける時のやで (2018年12月9日 22時) (
レス) id: 0b80273c04 (このIDを非表示/違反報告)
瀧本晴菜 - 続き頑張って下さい！応援してます！ (2017年5月30日 13時) (レス) id: 9a46cff4ec (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 悪意があって書いてるわけではないです。もう占ツクを辞めてしまってるだろうけど、思った事を言わせていただきました。またあなたがここへ戻ってくるのを待っています。長文失礼しました。 (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 自傷的な事は控えてください。自分が辛くなるだけですよ？？皆貴方の小説が見たくて、好きだからここに来るんです。なのにそんな悲しい事書いていたら見ているこっちも辛くなります。ホムペを作るなどして、そちらに書くことをおすすめします…今更ですけどね (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
青明寺 月斗 - 私・・・続きが書きたいです!完結に導きます! (2017年4月11日 21時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
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