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あれから1週間が経ったけれど、いまだに5人集まっていないようだね。
顧問は見つけたらしい。どこかのおじいさんだったけれど。
昼休み、教室を出ていった木吉鉄平を追って廊下へ。
「勝つためにとことん練習して少しでも上手くなって好きなことに没頭する、それが楽しむってことだろ。
ましてやオレ達は学生だ。
全てをかけても足りないかも知れないぜ?」
伊月俊にそう語る木吉鉄平。
伊月俊も、その言葉に心が決まったようだ。
「って……あ」
伊月俊が私に気が付いた。
鷲の目だっけか?
目が合った瞬間、私の方に駆けてきた伊月俊。
同時に木吉鉄平も。
「きっ、君帝光中って言ってた!?」
「お、そういやそんなヤツ居たなー
バスケ、やってるんだっけ?」
「帝光中でバスケ!?木吉、どうする?」
「女バス入るのかー?マネやらねー?」
どうやら凄い勘違いをされているようですが。
『あのー、確かにバスケは好きだけど上手くはないよ?
基本観戦派さ。
中学も、バスケ部じゃなかったしね』
え!?と驚く伊月俊。
流石にそれは失礼じゃないのかな?
「まーいいだろ!!バスケが好きなら!!」
『それでもいいなら──入部したいのだけれど』
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進撃のいちご(プロフ) - 無気力系脱力猫さん» あまり曲にそってしまうと、それは著作権の侵害になってしまうので、あくまで“妄想税風”という作品になっております。 (2015年4月10日 19時) (レス) id: bbe20826a6 (このIDを非表示/違反報告)
無気力系脱力猫 - 妄想税の小説でいいの?面白いけど、題名からしたものがわかんなかったナリ (2015年4月10日 15時) (レス) id: c440255398 (このIDを非表示/違反報告)
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