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波乱万丈 ページ19

「…久しいな杏寿郎」

「あか…ざ…」

「なんでここに!!」


扉を開けたのは猗窩座だった。

猗窩座は部屋に入るとAの元へ向かう



「なぜ君がここにきた」

「Aを迎えだ。このまま家へ送る」


Aに手を伸ばそうとした時煉獄は動いた



「触るな」

「…」

「煉獄さん…」

「警戒をしない…とはいってないが?」

「構わない、だがこの場の誰よりこいつの事を知っているのは俺だ」



グイッとAを守るように前に出ていた煉獄を押しのけてAを抱き抱える


「こいつの苦しみ、孤独、それを誰より俺は知っている。お前よりな」

「なんだとっ」

「俺はこいつを守る。もう辛い思いも寂しい思いもさせない」


「一体…Aさんに何があったんだ」

「…」

「猗窩座!」


口を固く結ぶ猗窩座に炭治郎は切羽詰まったように問うが答えようとしない




「あら?狛治さん、お友達ですか?」




この場の空気を変えたのはその一言だった



扉から顔を覗かせたのは鞄を自分の分と猗窩座の分、そしてAの分を持った恋雪だった



「こんにちは」

「君は確か…1年の素山少女…だったか」

「素山恋雪です。今日はAさんを家に送り届けて欲しいと保健の先生に頼まれまして!」

「…そう、か」


「Aさん普段風邪なんて引かないんですけど時々こうやってぶわって熱が上がってしまって…2.3日で回復します、ご心配なく」



それは昔からの付き合いなのかよくAのことを知っている言い方だった




「行きましょう狛治さん」

「はい、恋雪さん」



恋雪はそのまま部屋を後にする




「俺が守る、前世で殺してしまった分。生きるはずだった時間を…俺が守る」



その決意に嘘はなく強い信念だった








「竈門少年」

「はい」


「俺は決して先程の言葉を撤回することはない」

「はいっ」


「俺の意思も固い」




君に一体…何があったのか




俺は知りたい

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時雨 - な…泣く…素敵な小説を書いてくれてありがとうございます… (2021年3月16日 10時) (レス) id: 3067d420d6 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - 蓬莱寺さん» ありがとうございます!コメントが私の頑張る糧になります!もう少しお付き合い下さい (2021年1月15日 1時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱寺(プロフ) - 鬼滅編・現代編と続けて読みました。続き楽しみにしています (2021年1月14日 8時) (レス) id: de353d3df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テララ | 作成日時:2021年1月4日 3時

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