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「……頭大丈夫?」

今度は私が冷ややかな目を向ける番だった。

「ちょ!なんスかその態度!!ホントだから!!それであの女追い払ったんスよ!?さっきバチッて言ったじゃん!!」


黄瀬はぶんぶんと手を振り回しながら訴えてきた。
いや手から雷って誰が信じるのよ。バチッて音なら確かに聞こえたけどアレ静電気じゃね?静電気くらいだったら私も出せるぞ?特に冬場。学校の手すりとか触りたくないもん。あれ静電気持ちには自傷行為よマジで。

「ちょっと聞いてるんスか!?」
「んーすごいすごい。雷出たねーよーしよし」
「絶対信じてねえ……!!」

ぐぬぬ、と黄瀬が歯を食いしばる。
そんな姿でさえも様になるとかイケメンはずるいなあ。

だがどんなに訴えられても私は信じないぞ。さっきの口裂け女の件でよくわかった。これ夢じゃない。夢だとしても、少なくとも私に感覚はある。だって鎌がめっちゃリアルだった。重み感じた。つまりあの鎌が当たったら死ぬかもしれない。危険。

つまり夢じゃないなら人間の手から雷は出ません!はい論破!
私の頭の中では某おネエタレントが「まぼろし〜!!」と叫んでいた。

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lkwisterven - 呪われてしまえ?わかった夢主は私的なものだから (2019年7月21日 20時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー - 更新頑張ってください! (2019年2月16日 11時) (レス) id: a5a1e22d7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空蝉 | 作成日時:2019年1月6日 9時

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