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「挨拶もなにもせずに連れてきてしまって、申し訳ないね」
男の子は着ていたコートを椅子に掛け、私にそう言ってきた。
なんだ、この部屋は。ただひたすらに広い。広すぎる。
呆気にとられていると、男の子はくす、と笑い、私に座るように言った。
ごほん、と咳払いをする。
「ふふ、じゃあ…とりあえず、自己紹介でもしようか。僕の名前は天祥院英智だよ、よろしくね。」
「……みょうじ、A。…Aって呼んでくれると、助かります。」
ぺこり、と頭を下げる。
英智、と名乗ったその男の子は…にっこりと笑った。
「…じゃあ、A。単刀直入に言うよ、いいかな？」
彼はサイドの髪を耳にかけると、微笑みを崩さないまま…こう、言ってきた。
「僕の、付き人になってほしい」
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きたれれ - とてもおもしろかったです！更新楽しみにしています。頑張ってください (2016年11月23日 12時) (
レス) id: 55896c85bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年10月31日 16時
