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23. ページ23

「どうしたんだ、急に。家戻んなくていいの?」


「いいの。それより、話があるからちょっと聞いて。」


「ん〜、じゃ、手短にお願いっ!」


きっと、レオはこれから話すことなんて予想してなかっただろう。いや、予想されてたら困る、と泉は心の中で呟いた。


「…アンタは、Aのことどう思ってんの?」


それを王さまに聞いた瞬間、王さまの様子が変わった。


ピリ、とした空気が体にまとわりつく。


「…それ、言わなきゃいけないことなのか?」


「質問に質問で返さないで。ねぇ、どうなの?好き?嫌い?」


こんなの、自分らしくないなんてわかってる。


けど、どうしても聞かずにはいられなかった。


「…あ〜…いや、面白いやつ、だよな。うん。」


レオの口から出たのは、曖昧な言葉。


それを聞いて、泉は、口角が少し上がった。


馬鹿な王さま。


態度でわかるよ。


本当は、アイツを気に入ってるんでしょお?


けど、俺、独占欲が強いから。



「…あげないよ。Aは。」


俺から、まだ離れさせないよ。


かわいい、かわいい妹を。

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あづにゃん(プロフ) - とても面白かったです!!これからも頑張って下さい♪ (2016年2月20日 17時) (レス) id: 77a53820e2 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 続き楽しみにしてますー! (2016年2月18日 22時) (レス) id: 4d959f0cfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2016年2月16日 14時

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