【鬼灯の冷徹】輪廻転生～願い～ (ページ31)

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弐拾玖ページ31

鬼灯side

閻魔「Aちゃん、地獄の環境には慣れた？」

A「閻魔大王…はい、今日で地獄に来て五日目ですので、流石に少しは」

閻魔「それはよかった！でも、Aちゃん体弱いんでしょ？無理だけはしないでね？」

A「体の構造は丈夫ですよ。病弱なだけです、自分で言うのも何ですが」

病弱…か…

つまり病気にかりやすいいうこと

鬼灯「何か持病はありませんか？」

A「…死んでも、持病とかって受け継がれるんですか？」

鬼灯「まぁ、受け継がれるでしょうね」

A「なるほど…」

鬼灯「それで、ありますか？」

A「…分からないです。何かありそうではあるんですが……」

鬼灯「そうですか…」

そういえば、現世で出会ったときも

「浄玻璃の鏡ででも見てください」

と言ってましたっけ……

…話したくないのでしょうか？

それなら、私は深く追及したりはしませんが、
本当にAさんも分からないのであれば病院に連れていくなり医者を呼ぶなりしましょう

閻魔「Aちゃんは生前に調べなかったの？ありそう、っていうことは、何か症状が出たってことでしょ？」

A「閻魔大王、意外とするどいですね」

閻魔「…意外と？」

A「そうです、症状あるんです。あるんですけど…説明しにくいというか…」

鬼灯「極端に言うと？」

A「急に倒れます。酷いと数時間程」

鬼灯「要するに、疲労困憊の人みたくぶっ倒れるってことですね」

A「究極的に言うとそうです。なので、疲れて倒れたのか発作？で倒れたのかの判別がしにくいかと」

鬼灯「何がともあれ、病院には行きましょう」

A「え……」

……え？

鬼灯「Aさん、病院苦手ですか？」

A「あ、いえ、そういうわけではないです」

閻魔「じゃあ、次の鬼灯くんのお休みの時とかに行ってきなよ。何か、重い病気だったらいけないし」

え……

今日じゃないんですか…？

閻魔「鬼灯くん、きみ何でそんなに「え？」みたいな顔してるの…？ってか、珍しいね、鬼灯くんがそんな顔するとか」

確かに←

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そして絶賛スランプ中です