弐拾肆 ページ26
×side
サッサッ…
埃を掃く箒の音が、静かな部屋に響く
そんな中、茄子が口を開いた
茄子「ねぇねぇ、おねーさん、名前は?」
A「!…ニコッAです。これから獄卒として働かせていただきます。どうか宜しくお願いします」
茄子「俺は茄子!」
唐瓜「あ、か、唐瓜、です…」
A「敬語でなくていいですよ?私の方が後輩なんですから」
茄子「ふーん…じゃあA!」
唐瓜「おい!?大丈夫かよ!」
茄子「?何が?」
唐瓜「この間鬼灯さまに怒られたばっかりだろ!?」
茄子「でも、Aがいいって言ったんだからいいんじゃないかなぁ?」
唐瓜「それはそうだけど…」
唐瓜が言っているのは、つい昨日の
「Aさんをなめまかしい目で見たら許しませんよ」騒動の事である
その時の鬼灯の気迫がトラウマで唐瓜はだいぶ用心しているのだ
A「昨日のは確かに少し怖かったです」
唐瓜「ですよね!」
茄子「でも、Aが説明してくれるんだから大丈夫!」
唐瓜「?何でだ?」
茄子の一言に、唐瓜とAは首を傾げた
茄子「だって、大切な彼女さんの説得だぞ?」
A「…ん?」
唐瓜「あぁ〜〜…なるほど」
二人のやり取りに、Aは一人訳が分からずにいた
それはそうだ
鬼灯とAはそういう関係ではないのだから
A「あの、何か勘違いしてらっしゃいませんか?私は鬼灯さまとお付き合いしていませんよ」
唐瓜・茄子「「……え」」
唐瓜「じ、じゃあ、A…は、鬼灯さまのこと好きじゃないの?」
A「それ、ばっさり「嫌い」と切り捨てても失礼ですよね」
茄子「なーんだ、違ったのかぁ。鬼灯さまがあんまりにもAのこと大切にしてるから、そうなのかと思ってた!」
A「残念ながら、違いますよ。あ、でもお付き合いしてる方はいらっしゃいそうですよね」
茄子「うーん、Aが違ったからいないと思うけどなぁ〜」
A「え?今まで一度も?」
唐瓜「いや、むかーしはいたらしいけど…今はいない…と思う!俺らも最近入ったから、よくわかんねーんだ」
A「そうでしたか…まぁいいです。今度閻魔大王に聞きましょう。今は掃除しますよ」
唐瓜・茄子「「はーい!」」
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唐瓜と茄子の口調が分からん…
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作者名:黒鴉 | 作成日時:2018年12月21日 16時