時の勇者とワルキューレ(カルデアside) ページ10
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暗黒の曇り空
時刻は夜に回ったこの時間
境界の窓のカーテンの隙間から
覗くカルデアは胸騒ぎを覚えていた
(邪神皇の力が増している………
これは…災いは近いのかもしれません…)
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??「シスター本まだぁ…?」
??「シスター、わたしこの本読んでほしい!」
「解りました、それでは読みましょうね」
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教会に居る孤児の子供達に
寝る前に本を読み聴かせるのが日課だ
カルデアは椅子に座ると
子供から頼まれた本を開き
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「昔々、スピリッツワールドには
世にも恐ろしい邪神皇と言う化け物が居ました
邪神皇は天界で起きた戦争で地に堕ちた
悪魔の一人だったのです
この世界が闇の力により崩壊寸前となった時
天界の神々は邪神皇に対抗できる十二神皇達と
それを手助けするワルキューレの
一人、ブリュンヒルデと
運命神(ノルン)、ゴルゴーンの者達を遣わせました」
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少女「ゴルゴーン?」
少年「ノルン?ブリュンヒルデ?」
「ゴルゴーンはギリシャ神話に出てくる
海の神の娘達の事
ノルンは北欧神話に出てくる運命の女神達です
ブリュンヒルデは神と人の子であり
勇敢な戦士達を導く戦乙女でした」
続きを読みましょうね、と言うと
子供達は静かになる
しかし、瞳には輝きが満ちていた
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「十二神皇に選ばれた特別な者
その勇者達はブリュンヒルデ、運命神、
ゴルゴーンの手助けにより
邪神皇を封印する事が出来たのです」
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そして十二神皇は力を使い果たし
再び邪神皇が復活しても対処出来る様飛び散った
勇者達も役目を終え
それぞれの場所へと戻った
天界から遣わされた神達は天界へと戻り
ワルキューレ、ブリュンヒルデは
人の世に留まる事を決めたのである
パタンと本を閉じると
少女は問い掛けた
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少女「何で勇者さん達は邪神皇を倒さなかったの?」
「何故でしょうね……十二神皇の
力を持ってしても倒すまでには至らなかったと
言われていますが…
もしかすると倒さなかったのは
神のご意志かもしれませんね(ニコ」
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堕ちて悪魔…堕天使となったならば
それは元は神に仕える天使だったのだろう
全ての世界と理、天使を創りし
創造の神は慈悲深い
ならば、期待していたのかもしれない
封印し時が経てば
また天使として戻って来てくれると
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青山桃子(プロフ) - 黒神白堊さん» そうですか(^^)頑張って下さい! (2016年10月27日 17時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» 此方こそ宜しくお願いします!ちょっと夢主同士のバトルを書いてみたくて……((彼方なら世界の法則だなんだ言う事が出来ますしね(笑)久し振りに彼方書くので口調変わらないようにしっくはっくしてますよ(苦笑 (2016年10月26日 21時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - そしてまさか彼方ちゃんが出てくる何て驚きました!! (2016年10月26日 21時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - アプリでログインしました!改めてよろしくです(*^^*) (2016年10月26日 21時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子 - 黒神白堊さん» ですね(*^_^*) (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8c7214e800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年7月13日 18時