遺跡と… ページ36
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あの街の後、ミトラが賞金首ハンターの仕事をこなし
処理を無事済ました奈瑞菜達は勇者所縁の地へと足を運んだ
過去に勇者達が意思を固めたなんだと言われてる
場所らしく其所には十二神皇スピリット達の
像が建てられている
この場所にかつて勇者達が集まり
今、こうして勇者の人間が集まるのはやはり"必然"
なのか……
それより、
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ク「俺とヨクはそこら辺に居るが
奈瑞菜はどうする?」
「……。私は私で歩く
お前達も気を付けるんだぞ?」
駿太達も個人で各々行動している様だ
クロハ達を見送り、奈瑞菜は適当に……
いや、感じたままに歩いていく
奥へ奥へ進むと其所には
"見慣れた"スピリット達の石像と
夢で見た"あの男"が居た
その名は__
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「"セキト"……」
セ「よお!奈瑞菜!久しぶりだなっ!」
初代赤の勇者、奈瑞菜に自身の
使っていたカードを渡した張本人だ
セキトは変わらずの笑顔で陽気そうに
手を振りながら笑っている
その体が若干"透けている"事を除いて
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「お前…霊体か」
セ「あぁ、夢の中じゃ保ってられるんだけどなぁ
下界に降りると俺は幽霊みたいなもんに
なっちまうんだよなー」
頭を掻いて苦笑いするセキトに
奈瑞菜はフウとため息を吐いた
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「それはお前が"この世に居ない"からだろ
人は…時間に逆らえない生き物だ」
目の前に居る男は遥か昔の人間だ
その人間が生きている訳が無い
それを聞いたセキトは少し切なそうに
「だよなぁ…」と自嘲する
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セ「……俺が人間じゃ無かったら…
彼奴と一緒に居れたのかもしれないしな…」
「…?」
セ「こっちの話だ、気にすんな!
そう言えば…このカード渡しに来たんだったな俺
奈瑞菜、このカード使ってくれよ」
ポケットから出してきたカードは
色が無かった
正確には一色じゃ無い
しかもそのカードは
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「異魔神ブレイヴ…?」
駿太やヨクが使う異魔神ブレイヴ
しかし差し出されたカードは
6色を兼ね備えるものだった
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セ「こいつは異魔神ブレイヴ、『全魔神』だ
お前なら上手く使えるぜ」
「良いのか?」
セ「良いんだ、俺は死んじまった
邪神皇とは戦えねーしな、情けない事に」
ヘラリと笑ったその顔は何処と無く「頼むぜ」、
そんな風に見えた
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青山桃子(プロフ) - 黒神白堊さん» そうですか(^^)頑張って下さい! (2016年10月27日 17時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» 此方こそ宜しくお願いします!ちょっと夢主同士のバトルを書いてみたくて……((彼方なら世界の法則だなんだ言う事が出来ますしね(笑)久し振りに彼方書くので口調変わらないようにしっくはっくしてますよ(苦笑 (2016年10月26日 21時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - そしてまさか彼方ちゃんが出てくる何て驚きました!! (2016年10月26日 21時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - アプリでログインしました!改めてよろしくです(*^^*) (2016年10月26日 21時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子 - 黒神白堊さん» ですね(*^_^*) (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8c7214e800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年7月13日 18時