検索窓
今日:11 hit、昨日:11 hit、合計:340,459 hit

第39Q 「赤司の目」 ページ42

赤司「悪いね。緑間に手伝ってもらって」

緑間「別に気にする事はないのだよ。いくらなんでも赤司一人でこの量は大変だ」



俺はスポドリが大量に入った袋を持ちながら、赤司と帝光中に向かう道のりを歩いていた。



赤司「それにしても、最近は喧嘩が耐えないね」

緑間「あぁ。まぁ、いつものことだろう」

赤司「まぁそうだけどね」



いつものように部活の話題になる。


正直、赤司の考えていることはよく分からない。


たまに、赤司が怖いと思うことがある。


それでもやはり、主将としての赤司はすごいと思う。



赤司「桃井と唯斗の喧嘩はきっとそろそろ解決するだろう。後の奴等のくだらない喧嘩も心配することはないと思うが……唯斗と紫原は最近目に余ることがある」

緑間「まぁな。最初に唯斗と揉めたのも紫原だ。でもそんなに気にする事ではないと思うがな」



確かにあの2人は一触即発の喧嘩もかなりしているが、それほど気にするのことなのだろうか。


そもそも紫原が唯斗のコンプレックスを思いっきり指摘したことが事の発端なのだろうが……。



赤司「これ以上、部に支障をきたすようなら唯斗の教育係を変えようとも思っている。合宿もあるし、全中も控えているしな」

緑間「大丈夫だろう。いくら仲が悪いとはいえ、あいつらもお互いを認め合っている。立場的に素直になれないこともあるのだろう」

赤司「フフッ……ならいいがな」



赤司は少し微笑みながらそういう。



赤司「なぁ。お前は唯斗のことどう思う」

緑間「……急にどうしたのだよ。どうもこうも、技術はまだまだだが、黒子と同じように試合では頼れる存在だと思うのだよ」

赤司「……そうか」



この目だ。


たまに赤司がする冷ややかな、どこか冷たく凍りついたような目。


赤司は一体……何を考えているのだ……?



赤司「……どうした。そんなに見つめて」

緑間「いや、別になんでも……」

赤司「そうか。急ぐぞ。部員が待っている」



そういって、赤司は足を速める。


俺も同じように足を速める。


……やはり考えすぎのようだ。

第40Q 「なんでこいつと」 & 宣伝→←第38Q 「もういいよ」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
239人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

赤司LOVE(ハート - ありがとうございます! じっくりと待っていますのでゆっくりお願いします! (2017年4月2日 21時) (レス) id: 65494989b5 (このIDを非表示/違反報告)
*コスモス*(プロフ) - 赤司LOVE(ハートさん» ありがとうございます! すごく嬉しいです(´∀`) おすすめに載せていただけるなんて、とても光栄です。更新遅くて本当に申し訳ないです……。 (2017年4月2日 18時) (レス) id: ae06d7439a (このIDを非表示/違反報告)
赤司LOVE(ハート - (おすすめに、です) (2017年4月2日 17時) (レス) id: 65494989b5 (このIDを非表示/違反報告)
赤司LOVE(ハート - 私も黒バスが大好きです! なので載せても良いですか? お返事ください (2017年4月2日 17時) (レス) id: 65494989b5 (このIDを非表示/違反報告)
*コスモス*(プロフ) - 花音さんの妹さん。いえいえ。気にしないでください。コメントしていただけてとても嬉しいですから(*´ω`*) 傀澄さんもすいません。私のミスで混乱させてしまいました……。二年生です! 本当に申し訳ございません! (2016年5月31日 20時) (レス) id: 6ab0dcf706 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*コスモス* | 作成日時:2015年7月19日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。