【黒バス】心を閉ざした男装少女【帝光】

第３１Ｑ　「委員会」 ページ33

ＩＮ図書室



ただいま、テツヤと一緒に図書館で委員会の仕事をしている。


転校してきて、テツヤが入っていたという理由と本が好きという理由で図書委員に入ることになったが……１つ不便なところがある。



図書館の先生「じゃあ、黒子君と一緒にこの本を棚に戻しておいてね」

「あ、分かりました」



かなりの量の本を預かり、半分テツヤに頼むためにそれほど広くもない図書室でテツヤを探しているのだが……。



「いや本当どこにいるのさ」



すっごい広いわけでもないし人がたくさんいるわけでもない。


ざっと数えて十何人くらいしかいない図書室の中で探すのに苦労するなんて普通じゃない。


初めてテツヤのことを不便だと思う。



黒子「呼びましたか」

「ふぎゃっ」



間の抜けた声。


どこのお笑い芸人だよってつっこみたくなるような驚き方に思わず顔が赤くなる。



「どこいってたのさ」

黒子「すいません。どうしても読んでみたかった本があって、たまたま見つけたのでつい」

「頼むから近くにいて」

黒子「分かりました。でも一緒に行動してたら時間がかかりますよ? 早くしないと赤司君に怒られてしまいますし……」



俺はため息をついた。


そして、先生から預かった大量の本を半分テツヤに渡した。



「これが終わったら受付のところに集合でいい?」

黒子「……分かりました。終わりしだい受付の仕事しますね」



ふぅ。


テツヤ探しに２０分もかけてしまった。


赤司にしばかれてしまうではないか。

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