第22Q 「あと1周」 ページ23
俺が帝光中学校に転校してから1週間が過ぎた。
クラスメイトとも馴染む事ができ、過酷な部活にも慣れ始めていた。
赤司は2年生ながら主将になり、カラフル達ともかなり親しくなったっと思う。
桃井「休憩ー!」
学校の周りを5周したところで、さつきの号令がかかる。
その瞬間、俺は地べたにへたれこみ、隣でテツヤが顔を真っ青にしている。
桃井「皆お疲れ様ー。はい。ちゃんと水分補給してね!」
さつきはそう言うと、1軍全員にスポドリを配り始めた。
青峰「これ、飲んで平気か?」
「それ、違うマネージャーが作ってから平気だよ」
俺がそういうと、なぜかみんなホッとした表情でスポドリを飲む。
黄瀬「プハー! 生き返るっすねー」
緑間「おい黄瀬。おれのくまのぬいぐるみを踏むな」
「くっくまのぬいぐるみっ……くくっ……」
このルックスでくまのぬいぐるみ持って来られても笑うしかない。
青峰「……」
紫原「ちょ、なんでみねちん死んでんのさ」
「あ、そういえば大輝のはさつきに作ってって頼んでおいたんだ。ごめんね」(棒)
黒子「なんでですか?」
「さつきの腕があがるようにの練習のためだよ」
俺がそういうと、「なんで俺なんだよ!?」と文句を言っている大輝が見えるが気のせいということにしておこう。
名前で呼ぶほど仲良くなったカラフル達だが、やはりこの濃いキャラにはついていけないな。
黄瀬「そういえば唯斗っち、さっき顔色悪かったっすけど大丈夫なんすか?」
「そりゃ、あんなに走らされたら死人がでるさ……誰がこんな過酷なメニューを作ったんだか……」
赤司「どうしたんだい?」
「……いえ。なんか、涼太が赤司っちって鬼っすよね! とか言ってるんだよね」
なぜか赤司からただならぬ殺気が出ていたので涼太には悪いが俺を守ってもらうことにしよう。
赤司「そうか」
黄瀬「え!? いやっそんなこと一言も言ってないっすけど!?」
赤司「黄瀬、あともう1周だな」
微笑みながら言う赤司。
目が死んでいる涼太。
なんておもしろい光景なんだろう。
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赤司LOVE(ハート - ありがとうございます! じっくりと待っていますのでゆっくりお願いします! (2017年4月2日 21時) (レス) id: 65494989b5 (このIDを非表示/違反報告)
*コスモス*(プロフ) - 赤司LOVE(ハートさん» ありがとうございます! すごく嬉しいです(´∀`) おすすめに載せていただけるなんて、とても光栄です。更新遅くて本当に申し訳ないです……。 (2017年4月2日 18時) (レス) id: ae06d7439a (このIDを非表示/違反報告)
赤司LOVE(ハート - (おすすめに、です) (2017年4月2日 17時) (レス) id: 65494989b5 (このIDを非表示/違反報告)
赤司LOVE(ハート - 私も黒バスが大好きです! なので載せても良いですか? お返事ください (2017年4月2日 17時) (レス) id: 65494989b5 (このIDを非表示/違反報告)
*コスモス*(プロフ) - 花音さんの妹さん。いえいえ。気にしないでください。コメントしていただけてとても嬉しいですから(*´ω`*) 傀澄さんもすいません。私のミスで混乱させてしまいました……。二年生です! 本当に申し訳ございません! (2016年5月31日 20時) (レス) id: 6ab0dcf706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*コスモス* | 作成日時:2015年7月19日 23時