第18話 ページ18
最近、調子が悪い。
ただ単に風邪を引いているっていうわけじゃなくて。
笠松先輩といるときだけ胸が痛い。
・・・まさかこれが恋?
『今の気持ちを、歌にしてみようかな』
少しはすっきりするかもしれない。
そう思うとすらすらと筆は進んで
今までのどの歌よりも早く出来上がった。
『ねぇ〜この〜気持ちを教えて〜よ〜♪』
サビは音程を高くとって女の子らしい声で。
ところどころ編集しながらも作詞作曲は進んでいった。
それと共に沈んだ日も昇ってきたのだけれど
私は夢中になっていてまったく気付かなかった。
『・・・できた!!』
今の私の気持ちを込めた歌。
もうこれ以上はないんじゃないかって感じ。
あとは動画編集するだけでいい。
ふーっと一息ついてから時計を見て驚いた。
『っ、遅刻じゃん!・・・もういっか』
短針は11時を指していて、もうお昼前だ。
今更学校へ行ったところで面倒なだけだし。
たまには休もうっと。←
『ふぅ、ちょっと休憩』
昨日から眠っていないことを思い出し、
動画をアップする前に私は眠りに着いた。
139人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユーリ | 作成日時:2014年10月16日 14時