番外編*花宮とデート* ページ26
IN 水族館
『絶対母さんが仕向けたな』
花「俺もそうだと思う。こんな事するの絶対朔さんだけだからな」
『ま、別に嫌じゃないからいいけど』
そう言って俺の手を取って歩き始める
傍から見れば他人の目には俺達は恋人同士に見えるのだろうか
そう見えてたらいいのに。そうあってほしいな
Aは、どう思ってるんだ?俺と同じ様に思ってくれればいいのに…
「モデルの葉雅Aさんですよね!?」
「サインください!!」
ぞろぞろと集まってくる人々
『何処かに居て。探すから』
強引に手が解かれて背中を押される
集団に囲まれた彼奴を少しの間見つめて1人で歩き出す
ただ、1人でふらふらと歩く
楽しくないし、寂しいし…探すからってちゃんと見つけてくれんのかよ
いや、絶対見つけてくれるんだろうけど
足の向くまま歩いていると見覚えのある人影
朱鳥「あ、花宮さん!…あれ?お姉ちゃんとデートなんじゃないんですか?」
花「彼奴はファンに捕まってんだよ」
朱鳥「成程…じゃ、私と喋って待ちましょ!」
花「まぁ別に構わねえけど…」
なんでお前はここにいるんだよ!
あれか、やっぱり朔さんが仕向けてたんだろ!!
1人でこんな所に居るとか絶対偵察としか思えねえし!
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作者名:黒薔薇しゃん | 作成日時:2017年6月7日 13時