番外編＊淡い虹�� ページ33
*
オレには尊敬するプレーヤーがいる。
水星永遠さん。
オレの2つ上の先輩だ。
永遠さんはいつもは煩いけど、バスケのことになると普段からは想像出来ない様な冷静なプレーを魅せる。
そんな彼に1日でも早く追いつくために、オレは帝光中で部活に勤しんでいる。
「……永遠さん」
「んー？どうした修造」
いつもよりテンションの明らかに違う永遠さんに向かって言う。
「何かありましたか？いつも以上にテンション高いですけど」
「あ、分かる？分かっちゃう？」
「そういうのいいんで。で、何かあったんですか？」
オレがそう言うと、永遠さんは目を爛々と輝かせながらこう言った。
「今日はオレの可愛い妹とその友達が試合を観に来るんだよ！」
“妹”
永遠さんの話に必ず出てくるこの単語。
彼はたとえ部活中だろうがなりふり構わず妹の話をする。
前々から思っていたが、永遠さんはあれか。
「永遠さんってシスコンですよね」
「失礼な。修造だって妹や弟が可愛いって気持ち、分かるだろ」
「まぁ、確かに分かりますけど……」
永遠さんのは度を越しているっていうか…。
「じゃ、修造も人のこと言えないな！」
「(え、えぇ……)」
勝手に永遠さんと一緒にされた。
永遠さんと喋っているといつの間にか時間が経ってしまう。
「永遠さん、もう時間ですよ」
「お、もう時間か。じゃあお前ら……
行くぞ」
永遠さんの落ち着くような、でもその中に闘志を秘めている迫力のある呼びかけが皆の士気を高める。
オレはぞくり、と鳥肌の立つ感覚を覚えながらコートへと足を運んだ。
◆
ギリギリ間に合いましたね…。(掛け持ちも間に合ったとは言ってない)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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高村涼也(プロフ) - 霧月さん» コメント有難うございます。カメ更新な上に拙い文章ではありますが、精一杯頑張ります。 (2015年8月9日 18時) (
レス) id: 74e89393c2 (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - とても面白いです！！！更新頑張ってください！楽しみにしています♪ (2015年8月9日 18時) (レス) id: e601f87f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高村涼也 | 作成日時：2015年2月12日 1時
