最終話 ページ48
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寮の中を先輩を探して走り回る。
5号室には居なかったから外で自主練をしているのかそれとも食堂で相手チームの分析をしているのか
なんだか無性に倉持先輩に"会いたい"
先程、小暮くんと寮の前で分かれた
ずっと彼の気持ちに気づかなかった自分が悔しい、、
私が楽しそうにする倉持先輩の話を彼は聞いて、いったいどんなに気持ちだったのだろうか。
私がどんなに考えても思考はまとまらない
ただ、ただ倉持先輩に会いたい。会って伝えたいことがある。
今はその一心で彼を探す
「っはぁ、 先輩、どこに……」
食堂に屋内練習場、居そうな所はすべて探した。
すれ違う部員達に聞くが誰も知らないと言う
体力も限界が近づいてきて息切れが激しくなってきた
「あと、探してないところなんて……あっ、」
一箇所だけあった。寮の裏にある広場のような所
何度かそこで練習しているのを見かけた事を思い出した
「先輩！！！」
倉持先輩はそこにいた
頭には白いタオルを巻き、1人素振りをしていた
私の声に反応し、先輩は素振りをするのをやめる
「宮川、どうしたんだよそんな汗だくで…ってうぉ！？」
顔に伝う汗を手で拭いながらそう問いかける先輩の胸に飛び込む
今までごちゃごちゃ考えてたのに倉持先輩の顔を見た途端そんなの全部吹き飛んだ
「先輩、私さっき小暮くんに告白されました」
先程の事をそのまま伝えればまるで最初から分かっていたかのように冷静に、でもどこか動揺の隠しきれない声で小さく先輩は答える
「初めてでした。仲良くなった友達から告白されるのは…。小暮くんのいい所いっぱい知ってる。それでも、それでも私が好きなのはただ1人倉持先輩だけなんだって、改めて思いました」
ずっと伝えたかった言葉。この言葉を伝えるためにたくさん走り回った
「好きです。先輩の事が大好きなんです、！」
"好き"
たった二文字。されど二文字
どうしても言いたかった 先輩の事が好きだって
私はきっとこれから先何があってもどんな障害が待ち受けていようとずっと倉持先輩の事が好きなんだ
��先輩一直線��なんだ。。
〜Fin〜
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りん(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！はい、頑張ります！！ (2017年5月22日 19時) (
レス) id: 4a347f1ff5 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶(プロフ) - とってもキュンキュン、ドキドキしました!!!これからも更新を楽しみに待ってます!!!これからも頑張ってください♪応援しています!!! (2017年5月21日 22時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
ちろ(プロフ) - 希望さん» はい！頑張ります！！ (2017年1月17日 2時) (レス) id: 4a347f1ff5 (このIDを非表示/違反報告)
希望(プロフ) - いえ！更新頑張ってください！ (2017年1月16日 22時) (レス) id: f03acb2f00 (このIDを非表示/違反報告)
ちろ(プロフ) - 希望さん» 発見しました！！本当にありがとうございます！！ (2017年1月16日 20時) (レス) id: 4a347f1ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0819_akaashi
作成日時：2016年11月26日 13時
