限界ヲタクが転生しました。【2】 (ページ21)

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71. 僕だけに・Doraco ページ21

クィディッチの試合で負けた
よりにもよってグリフィンドールのチームに…

Aは最近僕と目を合わせない
話しかけても来てくれない

あの時僕がフリントに何か言ってれば、追い掛けるのがポッターとウィーズリーじゃなければ、Aはまた笑って僕の名前を呼んでくれたのか、？

クィディッチの試合が終わり、ポッターに1番に駆け寄ったのはAだった

ﾄﾞﾗ「なんで、ポッターなんだ、」

僕は1人で寮へ戻ろうとした
こんな惨めな姿、誰にも見られなくない

『ドラコ、！！！！』

ﾄﾞﾗ「……なんでお前がここにいるんだ、」

『さっさと会場から出ていっちゃうから、大急ぎで追いかけてきたんだよ、？』

ﾄﾞﾗ「……今僕に話しかけるな」

『なんでよ』

ﾄﾞﾗ「惨めだろ、早くポッター達の所へ行け」

『ドラコも、箒から叩き落とされてたじゃん。体痛くないの？』

ﾄﾞﾗ「見てたのか、」

『もちろん、ドラコの初試合だからね』

なんでそんなに優しくしてくれるんだ、僕はAに慰めの言葉もかけてやれないような奴なのに、

なんでお前は微笑みかけるんだ、試合で派手に負けた惨めな僕に対して、その目を向けるな、

『ドラコ、ごめんなさい、』

ﾄﾞﾗ「なんで、Aが謝るんだ、」

『私、ずっとドラコを避けてたの。フリントの言う通り、私は部外者だから、ドラコの近くにいたら、私だけじゃなくてドラコまで悪く言われると思って、ずっと目も合わせなかった、』

ﾄﾞﾗ「…僕は、他の奴には何か言われるよりも、Aと話せない方が何倍も嫌だ、」

『ごめんなさい、』

ﾄﾞﾗ「僕が謝るべきなんだ、あの時フリントに何も言ってやれなかった、」

『そんな事しちゃダメ、チームから外されちゃうかもよ？あの時ドラコがした行動は間違ってないよ』

Aの小さな体が僕を包んだ

『今日のドラコ凄かったよ、お疲れ様』

ﾄﾞﾗ「A、こんな所見られたら、お前まで勘違いされるぞ、」

『ママがね、いつも寝る前にこうやって抱きしめてくれるの。A、愛してるわって、すごく温かいんだよ』

ﾄﾞﾗ「…あぁ、温かいな、」

Aがこんな風にしていいのは僕だけだ。ポッター達でもなく、僕にだけ抱きしめて欲しい。