不安な種:37 ページ38
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瓜「…………大規模作戦は攻守一体の編成になることが基本だ。
俺たちQsは『攻撃班』…流島の上陸部に組み込まれるだろう」
シャトーの会議室なる部屋にQsのみんなが集まってる。
瓜「任務は出来る限り多くの喰を葬ること…そして可能であれば
_____消息不明の六月一等を救出することだ」
呉「透…」
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瓜〈俺たちの中から誰か一人でも特等捜査官が出れば、半永久的に『彼女』の
治療費を払い続けることができる〉
半年くらい前。
私達は不知くんの妹ちゃんの病室の前にいた。
瓜〈アイツは妹のハルを殺してくれと。」
呉〈…………〉
瓜〈俺たちのやってることが正しいかはわからない。…………ともすればアイツの
想いを踏みにじる行為かもしれない。
だがアイツは最期…俺たちに重石を科すような状況を避けるつもりで
妹を殺せと頼んだようにも思える…。〉
呉〈毎週欠かさずお見舞いに来てたんでしょう?
そんな不知くんが…本心で言うわけない…〉
私は言った。不知くんが生前 どこかに行ってたから。
瓜〈だから、アイツの代わりにアイツの妹の治療費を稼ぎ続ける。〉
そう言って私達は手を重ねた。
瓜〈不知の〉
呉〈不知くんの〉
才〈シラギンの〉
六〈不知くんの〉
〈〈死を忘れない〉〉
あの日4人で誓った。
呉「瓜江くん」
瓜「絆」
夜中にまで資料を見ている彼を気にして、
コーヒーを入れる。
瓜「………ありがとう」
呉「私も見ようかな」
手を伸ばした資料は流島のものだ
瓜「………。六月が気になるか?」
呉「うん。気になるよ…」
「やっぱり、好きだからか?」といきなりの爆弾発言。
呉「ゴホッ!ケホッ…な…急に?」
瓜「早く、俺を好いたらいいのにな…」
呉「〜〜っ…」
この男…
瓜「わかりやすいな」
計算してる…
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餅原 葵(プロフ) - ユズポヨ(*´ω`*)さん» ユズポヨさんっ。大変遅れてしまいました…。申し訳ございません!コメントとっても嬉しかったです。 (2018年8月2日 21時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
ユズポヨ(*´ω`*)(プロフ) - 六月君好きすぎてヤバい人です。なので六月君出てきてくれて嬉しいです! (2018年6月18日 19時) (レス) id: c5765c3274 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年6月11日 16時