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ケイヤク [真琴side] ページ3

「あっは〜これすごくおいしい!!もっと食べちゃお〜…」

私の存在など忘れてむしゃむしゃ、と赤い球体をむさぼる少女。
愛くるしいのもいいとこ、きりを入れようと言葉を見つける。

「いい加減に食べるのやめなさいよ。それ以上食べると太るわよ。」

「これ、スッゴく美味しいんだよ!真琴も食べる?」

この聞く耳もたずが!と言ってやりたいところだか彼女はまだこども。それでも相手をしてやる私って偉い。

「食べたことあるもの。それ、リンゴって言うのよ。」

「へ〜!リンゴっていうんだぁ!さすが真琴、何でも知ってるね!」

こうやって褒めてくるから、のせられてうまいこと騙されるのがオチなのだ。
だが、今度はそうはさせないと話を切り出す。

「本土に行けばいくらでもあるわ、そんなもの。ところでA。ケイヤクの男は見つかったの?」

…Aは『ケイヤク』と言う言葉を聞いたとたん目が泳ぎ始めた。
その様子からすると、と頭を押さえる。

「だ、だって昼はみんな学園の中だし夜は寝てるし…」

「だから朝の登校時間と夕方の下校時間を狙えって何度も言っているでしょう!?」

でも…と、肩を落とすA。
無理もない、あんなにキツく言っておいてなんだが、彼女には簡単に男を見つけられない理由があるのだ。(ちなみに私は誕生12年目で相手を決め、15でケイヤク)
それはそれは、とても厄介な、めんどくさい理由。

「『胸に赤き印ある娘、現れし青き瞳のサムライとケイヤクせよ』かあ〜……」

そう、これが彼女のケイヤクを妨げる厄介な一種の言い伝えのようなものだ。

「青い目の人間なんていくらでもいるし、逆にサムライなんて今どきどこにもいないわよ…」

「本当にいるのかなぁ…」

そう言いつつも探し続けてはや4年。
…彼女の精神的にもきてる、だとか。

はあ〜と、二人一緒にため息をつき、満点の星空を見上げた。

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星羅 萌*渚*(プロフ) - 作者ふらのさん» そうなんですか!!そのアプリ欲しいな←  (2014年3月19日 20時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*さん» ありがとうございます! 特殊絵文字のアプリで見つけました笑 お気に入りです♪(*´˘`*) (2014年3月19日 1時) (レス) id: 81f882bc8d (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*(プロフ) - 顔文字可愛い(( いえ、こちらこそ応援しています!一緒に頑張りましょうね^^ (2014年3月17日 19時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*@病み上がりさん» いえいえ〜!(*´˘`*) (2014年3月16日 23時) (レス) id: 7330717f03 (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*@病み上がり(プロフ) - 作者ふらのさん» ありがとうございます!!! (2014年3月11日 18時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風羅乃 | 作成日時:2014年1月18日 23時

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