なんだここ [ハルキside] ページ13
それは、一瞬の出来事だった。
浜辺にいたはずなのに一瞬にして日本家屋と呼ぶべきなのだろうか、とにかくバカでかい家の中にいる。
そして、目の前にはイスに拘束されたヒカルが。
「ッハルキ!!!」
ヒカルは俺の名を呼ぶなり俯く。
どうやら隣にいるAも気まずそうな…
そんな重い空気を一人の女がかきけした。
「さあ!重い事は忘れましょう?新しいお客さんも来てるんだもの。あなたはハルキ君ね。私は冴做真琴よ。」
「はい、出雲ハルキと申します。冴做さんとお呼びすればよろしいでしょうか?」
「やだあそんな堅くならないでちょうだいな、真琴さんで良いわ。」
「では、そうさせていただきます。」
術を使ったのだろうか、俺の名前はすでに知られているようだ。
すると真琴さんは俺の目をまっすぐ見つめ出す。
正直、少し居心地が悪い。
「どうかされましたか?」
「…あなた、何かあるわね、ご両親から何か聞いてないの?」
俺は脳の記憶を探り、思い当たる縁はなかったため、「いいえ」と答えると真琴さんは少し不思議そうに首を傾げた。
「まあ、いいわ。とりあえず今日は外には何とか術をかけておくからゆっくりしてきなさいな。調べる事もたくさんあるし…」
そういうと、Aがヒカルを拘束している縄を解いた。
「それじゃあ、私とAは少し話をするから、貴方達は少しの間ここにいてちょうだい。またすぐ来るから!」
真琴さんは俯くAの手を握り、奥の部屋へと走っていった。
もしかして…… [真琴side]→←元気回復 [主人公side]
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星羅 萌*渚*(プロフ) - 作者ふらのさん» そうなんですか!!そのアプリ欲しいな← (2014年3月19日 20時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*さん» ありがとうございます! 特殊絵文字のアプリで見つけました笑 お気に入りです♪(*´˘`*) (2014年3月19日 1時) (レス) id: 81f882bc8d (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*(プロフ) - 顔文字可愛い(( いえ、こちらこそ応援しています!一緒に頑張りましょうね^^ (2014年3月17日 19時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*@病み上がりさん» いえいえ〜!(*´˘`*) (2014年3月16日 23時) (レス) id: 7330717f03 (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*@病み上がり(プロフ) - 作者ふらのさん» ありがとうございます!!! (2014年3月11日 18時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風羅乃 | 作成日時:2014年1月18日 23時