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あれから5人で城下町を回った後、城へ戻った
そんな5人の元に門番をしていた家臣が駆け寄って来る
「おかえりなさいませ。謙信様が戻られたら広間へ来るようにとのお達しでございます」
『謙信様が?』
「とにかく…行こう」
「そうだな」
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『失礼します』
Aが広間の襖越しに挨拶をして中に入る
「これで全員、揃ったようだな」
広間に入ると新選組と景持と景家の姿があった
なにか進展があったのだろうか
Aは不思議に思いながらも兄である兼続の横に座る
「新選組の皆が帰る方法についてなのだが関係者がいるやもしれぬ」
「それは本当か、?」
「なら、さっさとその人を見つけちゃいましょうよ」
「それが、そうも簡単にいかないのです」
「なんでだよ、俺たち早く帰んなきゃいけねーのに…その前にその"関係者"ってどんな奴なんだ?」
「…お話が長くなってしまうのですがよろしいですか?」
「嗚呼、構わねぇ。聞かせてくれ」
「ここ神牙には…」
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「なら、その姫巫女様ってやつが関係してるって事か?」
「関係ないとは言いきれませんね」
「その咲夜って子を早く探そうよ」
『咲夜なのですが上杉領にはいないかと…』
「お前達の仲間じゃないのか?」
『仲間、ではあるのですが他の領地を行ったり来たりしているので正直どこにいるか検討がつかないのです』
「それに、他の領地となると問題があります」
「どうするんですか、土方さん」
「俺達だけで闇雲に探しても見つからねーだろ」
『皆さんがお急ぎになるのも承知しています。しかし、咲夜が関係しているとなると私達も見過ごせません』
「咲夜は神臣だからな。こちらとしては慎重に事を運びたい」
「俺達もちんたらしてる場合じゃねぇ。お前達が探している神臣ってやつが俺達をここに呼んだのならそいつを早く見つけて元の世界に帰してもらわねーと困るんだよ」
「それは承知している。我々も一刻も早くとは考えている…帰れるまで協力をするつもりだ。悪いがもう少し辛抱してほしい」
『謙信様はお約束は絶対に守ってくれます!どうか、私達を信じて下さい』
「…副長」
「…あんたらには悪いがもう少し世話にならせてくれ」
「無論だ」
『ありがとうございます!土方さんっ!』
Aは嬉しそうに土方の手を掴み微笑んだ
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桜夏幹(プロフ) - kumoさん» リプライありがとうございます!YouTubeとかで元のストーリとかも入ってて見返せるのでオススメです^^あとは、日常とか自分の周りとかも同じようにイメージすると楽しいです( ´艸`) (7月14日 10時) (レス) id: 3d710f5422 (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - 桜夏幹さん» コメントありがとうございます!そして、検索もありがとうございますTT頑張ります! (7月13日 3時) (レス) id: 5e86565bcf (このIDを非表示/違反報告)
桜夏幹(プロフ) - 懐かしく検索しててみてました!更新まだかなぁソンソワ (6月28日 16時) (レス) id: 3d710f5422 (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - 美咲さん» お話がなかなか思いうかばずで(・_・、)皆様に楽しんで頂けるように更新がんばりますので、まだまだよろしくお願いします<(`・^・´) (2019年6月25日 22時) (レス) id: 2c3ed9d676 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - まさかの更新停止… (2019年6月23日 11時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kumo | 作成日時:2018年11月13日 13時