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三日月が輝く夜
謙信は咲夜と酒を酌み交わしていた
「本当はあの者達(新選組)を呼んだのはお前なのではないのか」
「謙信公は不思議なことを仰られるんですね。何故そう思われるんですか?」
謙信は姫巫女ではなく咲夜が土方達を神牙に誘ったと疑っていたのだ
咲夜は姫巫女の神臣である
その可能性は十分にあると考えていたのだ
「その可能性は捨てきれぬだろう」
「さぁ、どうなのでしょうね」
咲夜はまるで、とぼけでいるかのように答えた
「…姫巫女とどの様な関係がある」
謙信の質問に先程のとぼけた姿はなく、咲夜は口を開いた
「…確かなことはあの者達はいずれ姫様の力となるはずです。そして"誘われし者"がまだ他にいるということ」
「それはどういう意味だ」
「僕の口からこれ以上は教えられませんね。ただ…、"羅刹"なるものにお気をつけ下さい」
羅刹 、 謙信には聞き覚えのないものだった
その羅刹とは何か聞こうとした矢先、咲夜の姿はなかった
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そして夜が明けた頃
『いやぁぁっ!兄様っ!兼続兄様ぁぁっ!』
姫の兼続を呼ぶ声が城中に響いた
「A!!どうした…っ!!」
『兄様ぁぁああ』
姫は兼続に勢いよく抱きついた
そして兼続がみた光景とは…
「うるさい女だ…」
姫の部屋に金髪の男がいたのだ
兼続は何故、妹の部屋に見知らぬ男がいて部屋の主である妹がパニックになっているのか分からなかった、
そして姫の叫び声を聞き、皆が集まってくる
その男の姿を見た瞬間、新選組からは殺気が醸し出される
「何だ…"なりそこないども"か」
「なんで、てめぇがここにいやがる」
「それは俺の質問だ」
『…お知り合いですか?』
「ある意味、"知り合い"かな」
「お前らの知り合いってことはこいつも…」
『異世界から神牙に誘われし者…』
新選組と金髪の男は決して仲がいいと言えるような関係性ではないのだろう
両者間には殺気まで感じられる
そこに割入ったのは景持だった
「ひとまず、広間へと参りましょう。私達もお聞きしたいことがありますし」
景持の一言で皆、広間へ集まった
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桜夏幹(プロフ) - kumoさん» リプライありがとうございます!YouTubeとかで元のストーリとかも入ってて見返せるのでオススメです^^あとは、日常とか自分の周りとかも同じようにイメージすると楽しいです( ´艸`) (7月14日 10時) (レス) id: 3d710f5422 (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - 桜夏幹さん» コメントありがとうございます!そして、検索もありがとうございますTT頑張ります! (7月13日 3時) (レス) id: 5e86565bcf (このIDを非表示/違反報告)
桜夏幹(プロフ) - 懐かしく検索しててみてました!更新まだかなぁソンソワ (6月28日 16時) (レス) id: 3d710f5422 (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - 美咲さん» お話がなかなか思いうかばずで(・_・、)皆様に楽しんで頂けるように更新がんばりますので、まだまだよろしくお願いします<(`・^・´) (2019年6月25日 22時) (レス) id: 2c3ed9d676 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - まさかの更新停止… (2019年6月23日 11時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kumo | 作成日時:2018年11月13日 13時