[朔間零]ずっとまえから。[朔間凛月] (ページ29)

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家へ帰ってもずーっとそのことを考えていると

両親が急に旅行に行かないかというお誘いがきた。

なんでと聞くと
「あんたどうせ彼氏にでも振られたんでしょ～だから気分転換に出かけないかと思って。」

ほんとプライバシーもなにもないな！

…でも確かにいいかもしれない。その旅行で彼とこれからどうするか考えよう。

いーくんに今日のお礼と旅行に行くことを報告して翌日車で家族と一緒に家から出発した。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

2日の短い旅行もおわり帰りの車の中。

彼ととこれからどうするかも決まったところだ。

いーくんにもそのことを書いたメールを送り家族とたわいもない会話していると

ｷｷｨ!!
ガシャン!!!

急に強い衝撃を受けたと思うと鋭い痛みが体の中にひびきわたる。

『きゃあ！』

頭を強く打ったようでどうなっているのかあまりわからない。

痛い痛い痛い。

『たすけて…ﾘ』

言いたかった言葉も音にならず私は意識を失った。

【いーくんへ

いつもほんとにありがとう。

えへへ急になんか変だけど言ってみた！

旅行めちゃくちゃ楽しかったし

私は凛月とどうするか決めれたよ。

やっぱり私は凛月のことがすきなんだよね。

この世界の誰よりも好きだと思う。

彼が信じてくれなくてもいつか彼は絶対気づいてくれる。

それがいーくんが言ってた自信だよねっ

気づいてくれないじゃないの気づかせるの！

私は凛月の傍にいたい。

凛月はずっと幼い時から私の傍にいてくれてたんだ。

だからこんどは私のばんだよ。

たとえどんなことがあろうと

記憶をなくしたとしても彼の傍にいるんだ！

まあそれは難しいかな…？笑

でもいーくんもいるし気づかせてくれるでしょ！

もし違う人が好きだとか言ってもいつもの毒舌で私に1発よろしくね♡

ああでもいーくんのこともわすてるかもねっ！？

まあ大丈夫だあ！

長くなりましたがこれから頑張るよ！

あなたの親友Aより】