山吹の花 ページ4
．
私は7歳になった。リクオは5歳。
最近小学校に通い始めた。
みんなからは、学校では“ちゆのちから”
を使ってはダメだと言われた。
私はいいじゃんって思ったけど、
私の力は特別で、みんなに知られるとダメみたい。
まあ！私はおじいちゃんの孫でお父さんの娘だから！
学校で“みんな”の事は話しづらいけど、
学校も家もどっちも楽しい！
「お姉ちゃん！この花なあに？」
「これはね、“やまぶき”って言うんだよ！」
今日はリクオとお父さんと、家の周りをお散歩。
でもいつの間にか私とリクオだけになってて
ちょっと寂しい。
……あれ、なんかほわほわするなぁ
「リクオ、どうしたの？」
さっきまで走り回っていたリクオが
ピタリと止まって動かない
リクオの目線の先を見る。_________そこには
「遊びましょう」
それから、私とリクオはお姉ちゃんと遊んだ。
とても楽しかった。
「リクオ、リオナ。その子は？」
お父さんが来た
「お父様！」
お姉ちゃんはそう言った。
……あれ？何か、何か変な感じがする。
何だろう。何だろう…
まあ、いいや____
それからはお父さんと四人で遊んだ。
とっても、とっても楽しかった。
でも遊んでたら
「あれなんだろう！」
そう言ってリクオは走って行ってしまった
「リクオ！あまり遠くへ行くなよ」
「お父さん、私一緒に行くよ！」
「わかった。気を付けろよ」
私は走ってリクオを追いかけた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kumakarin0110 | 作成日時：2020年7月7日 22時
