自宅警備員それは絶滅危惧種２【文豪ストレイドッグス】

１５話 ページ16

モ「ルールは簡単よ！可愛いアンと追いかけっこをしてタッチされたら、皆さんの負け。捕まる前にその扉でドアを開ければ、皆さんの勝ちよ。人質をみんなお返しするわ、それで参加されるのは誰？」



谷「二人同時でも良いのか？」
モ「勿論よろしくってよ、お遊戯はみんなの方が楽しいもの!!」
モンゴメリは子供の様に顔明るくさせる




モ「一応お断りしておきますけど、部屋の中では暴力は禁止よ、この部屋の中にあるものは傷つけたり壊したり出来ないようになってますから、準備はよろしくて？」

谷崎は鍵を握る
それがスタートの合図だ


しかしそれから谷崎が捕まるのはそれほど遅くなかった
ゲームが始まってからわずか１秒

モ「一人捕まえた」

モンゴメリの異能であるアンによって捕まったのだ
そして白い扉の奥に複数の腕によって引きずりこまれていく




モ「またお友達が増えちゃったわ！嬉しいわねアン！なぁに？まだ欲しいの？それじゃあ.......」
アンは敦に向かって襲い掛かる

しかし敦は足を虎化させ、アンから逃げ回る


モ「すごい！すごい！軽業師みたい！もっと見たいわ！！」
モ「何て力強くて便利な異能なんでしょう。さぞ幼少から皆にちやほやされたに違いないわ。
貴方元孤児なのですってね。あたしも孤児院育ちなの、とても寒い所よ、凍ったみたいな水で一日中雑巾がけをした後は何日も指の痛みが取れなかったわ。
それにあたしの異能はこんなんだから皆から気味悪がられちゃって.....あなたがさらわれた時探偵社は必死になって探したそうね。
素敵だわきっと貴方が良い異能を持っているからね。」
敦「僕は.....」


モ「あたしも異能を買われて組合に拾われたの、けど組合は失敗を許さないわ、今回の作戦をしくじったら、汚れた紙ナプキンみたいに捨てられる。そしたらまた独りよ、そんなのって信じられる？」


モ「ねぇ、なぜ貴方なの？なぜあたしではないの？」
モンゴメリの目は完全にイッていた

モ「不公平よ貴方もあたしのキモチを思い知るべきだわ.....この部屋の中で永遠にね!!!」


アンは再び、敦を捕まえようとする
だが敦はそれを間一髪でよけ、白い扉に向かって走っていく
そして、床に積み上げられていた、プレゼントをアンに向かって投げ、足止めをする
そして一気に白い扉に向かって走っていき、扉に、鍵を刺そうとする


しかし
森「少年！危ない！」
敦「っえ？」

鍵は形を変え、敦の首元に向かって、針を向けていた
それに気づいた敦は避け、鍵を投げる

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