(ひなひな☆様リクエスト)O夏目×C夢主(春秋) ページ36
※死ネタ注意です
【放課後、秘密の部屋に来て】
ついさっき机の中から見つけたメモにはそう書いてあった。
丁寧な字で、これ以上無い程の簡潔さだ。
秘密の部屋、といったら思い当たる人物は一人しかいない。
しかしその人物＿夏目君と私はあまり関わりが無い。
否、私が一方的に避けているだけ。
私が、夏目君を好きではないから。
他に様々な理由があるのだが、今は関係無い。
大事な話だったら待たせる訳にはいかないから。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
「いらっしゃい、子猫ちゃん♪」
「…どうも。」
「そう緊張しないデ。紅茶でもどうゾ。」
自然とぎこちなくなってしまう返事も、向こうは気にしていないようで。
それどころか、完全に歓迎されていて紅茶まで出してもらった。
有難く好意を受け入れ、紅茶を少し口に入れる。
程よい温度、では無かったがじんわりと体を温める様に巡っていった。
少しだけ、苦くて不味かったけれど。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
部屋に来てから数分。
逢魔が刻という様に怪し気な外の暗さに違和感を感じた。
帰りたい。そう思いそろそろ本題を聞き出そうと尋ねる。
「あの、夏目君。ここに呼んだ理由は何？」
「嗚呼、そうだネ。本題を話そうカ。」
「単刀直入に言うヨ。子猫ちゃん、君は『ケーキ』ダ。そしてこの学院には『フォーク』が沢山存在すル。」
「君には危険を感じ取ってもらいたかっタ。」
頭に直接、滝の様に流れ込んでくる言葉は理解不能だった。
『ケーキ』や『フォーク』の事は授業で習っていたけれど、そんな事忘れている。
更なる説明を求めようと、口を開こうとした
その時＿＿＿＿
ティーカップを持っていた手が、小刻みに震え始めた。手だけでは無い。足や体全体までもが、制御不可能になっていた。
息が上手く吸い込めなくなり、視界も霞んだ。
言葉すら上手く紡げない。
まさか、
「あはは、気付いたかナ。やっぱり君には危機感が無いみたいダ♪」
「ボクはずっと君の事が好きだっタ。けれど君は『ケーキ』。『フォーク』に食べられる危険性があるし、食べられてはお終いダ。」
「だから考えタ。君を殺して仕舞えば、ボクのモノになるってネ♪」
正直信じられなかった。
けれど、
『フォーク』に食べられて終わってしまう最期なら、こんな終わり方でも悪くないのかもしれない。
「『さぁおやすみ、子猫ちゃん♪』」
何も言葉を発せないまま、意識を失った。
(木ノ葉様リクエスト)F忍×C夢主(オーナー)→←(飛鳥-Asuka-様リクエスト)F桃李×C夢主(ユミカ)
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くるみ(プロフ) - 魅音さん» 返信遅くなってすみません。リクエストありがとうございます！了解しました！ (2017年6月29日 0時) (
レス) id: 270b5d7890 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - こんばんは！このお話をよんでケーキバースを知りました！凄く大好きです！あの、リクエストで、C夢主とCゆうくんお願いできますか？ (2017年6月18日 20時) (レス) id: 6c2cafaa03 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - みるくてぃーさん» 青葉つむぎ担当の紫月です。リクエストありがとうございます！了解しました！！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 2a5ad171db (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - 十二天将貴人さん» リクありがとうございます！了解しました♪ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 4c0d12fb07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - リクエスト失礼します！ケーキのつむぎくんとフォークの夢主ちゃんがみてみたいです！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: f411b70c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ x他4人 | 作成日時：2017年1月2日 2時
