(鶯妃シノア様リクエスト)F姫宮×C夢主×F弓弦(オーナー) ページ22
「Aっ！今日も一緒にご飯を食べよう！」
お弁当箱を片手に、ひょこひょことついてくる姫宮くんと、彼の横に寄り添う伏見くん。
今日も私達三人はガーデンテラスの片隅に集まっている。きっかけはなんだっけ。
「坊っちゃまは『フォーク』のなかでも一等『鼻』が利きますからね。少し目を離したら、Aさんのところに行ってしまうのです。」
私は『鼻』が利かないので貴女がどんなに美味しそうな匂いなのか分からないんですよね、と笑いながら彼は付け加える。そういえば彼もまた『フォーク』だった。
「ほんっと、弓弦は可哀想だよねー。Aが美味しそうに思えないなんて。」
ハンバーグをフォークでつつきながら、姫宮くんは口を尖らせる。
「いくら美味しそうだからって、すぐに食べようとするその癖はいい加減治して下さい、坊っちゃま。ただでさえ『フォーク』というのは世間体が悪いんですから。」
「えー、でもそういう『間違い』が起こらないよう弓弦がいるんでしょ。」
『ケーキ』を見分ける程度にしか『鼻』が利かない伏見くんが、姫宮くんのストッパーとなってくれている。
『フォーク』の二人の奇妙な関係を説明されたのは、もうだいぶ昔のことのように思える。
「わたくしも、味覚がないぶん『ケーキ』を食べたいという思いはあります。どこかで踏み違えてAさんを食べてしまうかもしれませんよ？」
「うにっ！怖いこと言うなよ弓弦〜。そんなことになったらボク達終わりだよ？」
「そうならないためにも、坊っちゃまもちゃんと自制心を働かせてください。姫宮家の次期当主をそんじょそこらの下等な『フォーク』と一緒にされない為にも。」
「分かってるよ弓弦。今はAの近くにいるだけでボクは十分満足だよっ！」
端から見れば奇妙で危険な状態で、私自身とても怖い。
でも、彼らは。彼らだけは。
至極この時間を楽しんでいた。
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くるみ(プロフ) - 魅音さん» 返信遅くなってすみません。リクエストありがとうございます！了解しました！ (2017年6月29日 0時) (
レス) id: 270b5d7890 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - こんばんは！このお話をよんでケーキバースを知りました！凄く大好きです！あの、リクエストで、C夢主とCゆうくんお願いできますか？ (2017年6月18日 20時) (レス) id: 6c2cafaa03 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - みるくてぃーさん» 青葉つむぎ担当の紫月です。リクエストありがとうございます！了解しました！！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 2a5ad171db (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - 十二天将貴人さん» リクありがとうございます！了解しました♪ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 4c0d12fb07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - リクエスト失礼します！ケーキのつむぎくんとフォークの夢主ちゃんがみてみたいです！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: f411b70c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ x他4人 | 作成日時：2017年1月2日 2時
