弟とヤンキー7 ページ8
私たちは寺の少し奥まった所に来た。
空却さんからは、おそらく見えない場所だ。
「お姉ちゃん……なんで泣いてるの?」
『わ、私、ヤンキーが怖くてダメなんだって……!!』
私が十四を涙目で見つめると、心底心配そうな顔をした。
『中学生の時にヤンキーの人にカツアゲされて、それ以来トラウマなの!』
「そ、そうだったんだ……。確かに、空却さんはちょっと見た目が厳ついよね。先に言っておけばよかった。ごめんね、お姉ちゃん」
こんな勝手に泣き出した姉をなぐさめた上に謝るなんていい子すぎでしょ……!
私が一生懸命泣き止もうとすると、十四は背中をさすってくれた。
「でも、お姉ちゃんのこと空却さんに紹介したいんだ。どうしても無理、かな?」
こんな可愛い顔で尋ねられたら行くしかないでしょっ!
分かっててやったでしょ、十四!
で、でも、このくらいで惑わされるほど、ヤンキーへの耐性があるなんてことは……
「猫ちゃんにも会えるよ」
『……い、行きます』
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いつまいよ(プロフ) - みんさん» 自分自身何も知らずに空却くんに会ったらビビるだろうなーと思って書きました(*^^*)共感してくださり嬉しいです。初コメありがとう&これからもよろしくお願いします! (2020年4月12日 8時) (レス) id: 4f1872a950 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 見た目ヤンキーが急に来たら怖いですよね(笑)夢主さんの気持ちめっちゃ分かります。応援してますので、これからも更新(無理しない程度に)頑張ってください!! (2020年4月12日 8時) (レス) id: d0213f078c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつまいよ | 作成日時:2020年4月10日 1時